税務・会計事務所の潜在的な課題を探し出し解決のサポートができる喜び

税務・会計事務所の潜在的な課題を探し出し解決のサポートができる喜び

税務・会計事務所の
潜在的な課題を探し出し
解決のサポートができる喜び

このストーリーのポイント

  • 中小企業をITで支えたいと考え入社を決意
  • 単に営業するのではなく、相手の課題解決を提案する姿勢を持ち成長
  • 助け合い、まじめに取り組む人が報われるカルチャーが魅力

税理士・公認会計士事務所の業務効率化や中小企業支援などの取り組みをサポートするTKC。同社のコンサルタントの仕事は単にシステムを売るのではなく、事務所の潜在的課題を見つけ解決に導く提案をすること。事務所の成長に貢献し、感謝の言葉を聞く喜び―。若手にもベテランにも共通する仕事の醍醐味だ。

PROFILE
株式会社TKC

Yさん

九州SCGサービスセンター
2021年新卒入社/社会学部卒

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学生時代はフットサルサークルを立ち上げ、活動に没頭した。最近の休日はもっぱらゴルフ。職場の同僚や先輩とプレーしているが、取引先の人とラウンドすることも。仕事に生かせる貴重なコミュニケーションの機会にもなっている。

中小企業を経営していた父の姿が入社の原点

ITと中小企業支援をキーワードに就職活動を行いました。父親が繊維商社を経営しており、忙しさや大変さを間近で見ていました。そんな経験から、将来は中小企業の成長を支援するような仕事がしたいと考えるようになりました。これを念頭にIT企業を探し、TKCに出合いました。TKCは会計事務所やそのクライアントの企業をITで支援している企業で、社是は「自利利他」です。お客様の繁栄のために全力を尽くすこと、これが私たちの喜びであるとの考え方は、仕事に社会貢献の要素も求めていた私の心に響きました。さらに調べてみると、仕事に集中するために必要な福利厚生や教育研修などの制度もしっかりしており、一部上場企業らしい「まじめな会社」との印象を受けました。

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その印象は入社した今でも変わりませんし、先輩の姿を見ても社是の考え方が浸透していると感じます。仕事の疑問点を先輩に聞くと、その時はわからないと言われたのですが、翌日、「答えがわかったから」とメールをいただきました。本来の業務の合間を縫って、自分のために調べてくれたことがうれしかったですね。自分も恩返ししたい気持ちになりますし、ロールモデルである先輩の姿を見ながら精進したいです。

入社後、現在の職場である福岡県の九州SCGサービスセンターに配属となりました。システムコンサルタントとして、顧客である会計事務所を約30社担当しています。税理士、会計士の方々と面談しながら業務の効率化や、クライアント企業の経営改善も実現できるよう、当社のシステム導入や活用を提案しています。最初は苦労したこともありました。提案内容に共感してもらえず、実績を上げられない日々が続きました。仕事に手ごたえを感じたのは、2年目の夏ごろ。ある事務所が私の提案に納得してシステムの採用を決断して頂いた時です。

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顧客が納得する提案を練り上げ、自信と活力に

事務所に日々通って面談を続ける中で、当社のシステムを活用することにより業務の効率化が図れることに気が付きました。最初はまったく見えていませんでしたが、回数を重ねてじっくり相手の話を聞くなかで、課題が見えてきたのです。早速提案してみましたが、最初は聞く耳を持ってもらえませんでした。先輩に相談しながら、提案内容を見直し、どのくらい業務の効率化が図れるかを検討するなど内容をより具体的にした上で再提案しました。これを何度も何度も繰り返し、ようやく納得してもらうことができました。システム導入後、事務所からは「Yさんからの提案で、このシステムを使うことを決めて本当に良かった。これからも色々と提案してほしい。」と感謝の言葉をいただきました。その後、信頼していただき、クライアントの企業に対してもシステム導入を勧めていただくなど、契約につながった企業が次々に増えていきました。

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提案に納得いただけず、焦り悩んだ時もありましたが、一連の経験から私は大きな自信を得ました。事務所の課題を把握し、解決につながる提案を練り上げたわけですが、内容に納得してもらえれば、前向きに動いてもらえると実感できました。納得と共感を生む提案を行うには、相手のニーズを見出せる力を磨かないといけません。もっと成長して、どこの事務所でも自分の力を発揮できるようになりたいとの想いが沸いてきた経験でした。

今後の目標は二つあります。一つは企業の抱えている課題を早期に発見し、適切に解決する方法を提案できる一流のコンサルタントを目指すことです。もう一つは、後輩が一人前になっていけるように、トレーナーとして教育にも携わりたいと思っています。実はすでに新入社員が2人いるのですが、まだ自分が主導して育成に携わることはできていません。先輩から育ててもらった恩返しの意味も込めて、コンサルタントを育てていける人材になりたいと強く思っています。

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PROFILE
株式会社TKC

Hさん

SCG営業本部企業システム推進部
2011年新卒入社/法学部卒

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最近スキューバダイビングを始めた。学生時代は道なき道を進む面白さから山登りに明け暮れたが、海は別世界。肩の力が抜けリラックスできるそう。ライセンスも取得し、新たな分野でもまだ成長できると実感している。

凡事徹底こそが成功のカギ

就職活動でTKCの選考を受けた理由は、求める仕事のキーワードとして考えていた「中小企業」と「IT」が合致したからです。自分が誰と一緒に仕事をしたいかを考えた時、日本企業の99%が中小企業であると言われており、日本を支えている人々を相手に働きたいと思いました。また、ITの知識も身に付けたいと感じたため、TKCは自分の就活の軸に合致していたのです。

入社後、愛知県岡崎市のSCGサービスセンターに配属。半年間のOJT後、名古屋センターと横浜センターでシステムコンサルタントとして働き、首都圏南センターでコンサルタントを束ねるグループリーダーを務めました。現在は本社の営業本部課長代理として営業企画を担当しています。営業活動を促進する企画を練ったり、必要なツールを提供しています。

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これまでのキャリアで最も印象に残っている仕事は、入社7年目の頃に横浜で担当した税理士事務所です。税理士事務所は総勢5~6人の規模の事務所が多い中で、この事務所は200~300人を抱える大規模な組織。代表税理士に話ができる当社の営業担当がそれまでおらず、私たちのシステム導入にも乗り気ではなかったようです。

この事務所には支店が15カ所ありました。担当になった私がまず取り組んだことは、最初の1~2週間ですべての支店を訪問することです。その上で代表税理士にお会いする機会を作り「各支店長にお会いしました。こういう点に事務所の強みがあるんですね」などと気が付いた点を報告しました。同時に、ペーパーレスへの取り組みが必要と感じていたので、私たちのシステムを導入すれば、経営面や業務面でどれくらい効率化が図れるかを試算して提案しました。単に私たちのシステムを売りたいから「使ってください」と言っても、相手は同じような営業トークに聞き飽きているでしょう。全支店回って把握した強みや課題をもとに提案できたからこそ、説得力があったはずです。結果的に、この事務所はシステムを導入して頂きました。

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入社1年目の後半から名古屋に赴任して、所長1人や総勢5~6人の規模の事務所を30~40件担当していました。このときのお客様にコンサルタントとしての基礎を育てて頂きました。ニーズをとらえるために最善を尽くすスタンスは、事務所の規模が小さくても大きくても同じです。だから、支店が15カ所あれば全15カ所を回って、各支店長・従業員の方にどういう困りごとや関心があるのかを汲み上げるような地道な努力を私はとても大事にしています。そういえば、あるセンター長も私の成功事例を社内で共有する際に「愚直に取り組む社員だ」と紹介してくださいました。褒めているのか貶しているのか一見微妙な表現ではありますが(笑)。何事も凡事徹底が肝心です。

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培った経験を生かし、複眼的思考を持つ後輩を育てた

会社の雰囲気も自分の成長につながっています。若手の成長に期待し、地道な活動に耳を傾けてくれる点がそうですね。心の支えになっているのは、新人のころエリア統括センター長による「転勤経験や担当したお客さんなど、関わった人や出来事がすべて自分のDNAになる」という言葉です。私は目の前のお客様、仕事に強い愛着を持つため、転勤が嫌だったのですが、いま振り返ると転勤したからこそ見えた自分の行動や、各地で経験した仕事やお客様から学んだことがベースになって、成果や成功が引き出されているとも感じます。経験値は人それぞれですが、自分のキャリアをすべてプラスに捉えることで他の人にはない強みや自信につながったと言えそうです。現に私自身、グループリーダーになる直前の頃には、どんなお客様であってもすぐに関係を作り、成果をあげ自信を持てるようになっていました。

営業やグループリーダー、本社勤務とさまざまな視点を持つ部署を経験させてもらいました。今の部署ではこの経験を生かし、現場の社員の成長を手助けしていきたいです。特に入社1〜3年目の若手社員は苦労が多いかもしれません。会計事務所がお客様なので会計の知識が必要ですし、自社のシステムの開発思想や操作方法の知識が求められます。ともすれば若手社員は営業ツールを使ってシステムの説明を一方的にしてしまいがちです。システムの提案は一つの切り口だけで行うのではなく複数の視点から考えたり、相手の意向を汲み取り、自身の経験や体験を生かしながら柔軟な発想につなげる努力も必要です。どんな事務所を担当しても潜在的な課題やニーズを見つけ、そこにマッチする提案ができる社員を増やせるよう取り組んでいきたいです。

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