金融実務の経験を土台に、外為という専門領域へ。挑戦の先で、確かな成長を実感する
金融実務の経験を土台に、外為という専門領域へ。
挑戦の先で、確かな成長を実感する
このストーリーのポイント
- 新たな成長実感を求め、同業他社からあえての転職を決意
- 知識ゼロからでも安心。基礎から着実にプロを育成する方針
- フロントとバックの両面から、外為業務の全体像をつかむキャリアパス
三菱UFJ銀行唯一の外為事務処理拠点であるグローバルビジネスオフィスにおいて、輸入取引業務に携わる。前職はメガバンクの営業店勤務であり、銀行業務で培った基礎力を土台に、実務経験のない外為業務に挑戦することになった。チャレンジする仲間を応援する風土のもと、確かな成長を実感する。
株式会社三菱UFJ銀行
武村 美音
株式会社三菱UFJ銀行
グローバルビジネスオフィス 被仕向送金課

2024年入行。大学卒業後、新卒でメガバンクに入行し、支店で窓口・後方業務を経験する。三菱UFJ銀行入行後は、グローバルビジネスオフィス輸入フロント課で輸入取引業務を担当。2026年1月から被仕向送金課で国内外からの外為資金決済業務に従事する。
経験を武器に、未知のフィールドへ。挑戦を後押ししてくれる採用方針
新卒の就職活動では三菱UFJ銀行にも応募していましたが、一足早く内定をいただいた他行に入行しました。現在、三菱UFJ銀行の一員として働いていることに、不思議な縁を感じています。
前職のメガバンクでは営業店で窓口業務を担当しました。3年ほど経った頃には営業も任され、投資信託などの金融商品の販売に携わりました。コロナ禍ということもあって、営業活動は簡単ではありませんでした。日々の業務に真摯に向き合う中で、「より専門性の高い分野で、長期的にスキルを磨きたい」という思いが強くなり、キャリアを見つめ直すようになりました。その際に知ったのが、三菱UFJ銀行グローバルビジネスオフィスのキャリア採用の募集でした。
新卒で三菱UFJ銀行に応募していたこともあり、私にとって願ってもないチャンスだと思いました。
一方で外為業務の経験がまったくなかったことには、大きな不安を感じていました。退職後に海外で1年ほど暮らしたこともあって、日本と海外をつなぐ業務には関心を持っていましたが、キャリア入社でありながら基礎知識がない状態で本当に通用するのだろうかと思いました。その点を率直に伝えたところ、外為の知識よりも、これまでの銀行業務で培ってきた姿勢や基礎力を重視し、入行後に専門性を積み上げていく育成方針であることを説明していただきました。面接でも、私という人間そのものを理解しようとしてくれていると感じました。何よりも私のポジティブな面を引き出して評価しようとしてくださっていることに感動し、思い切って飛び込んでみようと決意しました。
同期のキャリア入行は私を含めて6名。入行直後は全員で一緒に研修を受け、外為固有の専門用語を含めた基礎知識や業務フローを段階的に学びました。同期がいたことは心強かったです。
配属後も先輩行員がOJT担当として指導してくださったほか、周囲の皆さんが丁寧にサポートしてくださいました。外為業務に携わる上で誰でも知っているような基本的な質問を重ねても丁寧に教えてくださり、安心して業務に取り組むことができました。

日常と世界が結びつく仕事の醍醐味
最初に配属されたグローバルビジネスオフィスの輸入フロント課は、輸入取引のフロント業務を担っています。具体的にはL/C(信用状)の発行やL/Cに基づいて輸出側から送付される書類のチェック、ユーザンス(支払猶予)関連業務や決済業務などです。これらの業務に伴って、書類の持ち込みや受け渡しのために来店されるお客さまの対応を行ったり、依頼内容について電話で確認を行うなど、国内のお客さまと直接やり取りするフロント業務が私の担当でした。
外為業務の経験がなく入行しましたから、最初は業務で使われる専門用語の理解に苦労しました。信用状と言われても、何のことか見当もつかなかったほどです。当初は指示されるまま、日々の業務をこなすので精一杯でした。
OJT担当の先輩が丁寧に教えてくださったことに加え、一緒に配属された同期の仲間と日々、業務を振り返ってすり合わせを繰り返しながら、徐々に理解を深めていきました。最初の1ヵ月は無我夢中だったと思います。そうした中で、点と点がつながるような感覚で、知識が身についてきました。
特に難しさを感じたのは、お客さまとの主な接点が電話であったことです。前職の営業店では対面が中心で、お客さまに資料をお見せしながら説明することがほとんどでした。一方、輸入フロント課では、電話だけで正確に情報をお伝えし、理解していただく必要があります。これにはかなり苦労しました。経験豊富なお客さまとやり取りする場面も多く、業務を進める中で学ばせていただくことも多かったです。
そのような状況からスタートしましたが、前職の業務経験も活かし、3~4ヵ月を経過した段階で一定程度の外国為替業務知識を習得しました。それに伴い、徐々に気持ちにも余裕が生まれるようになりました。輸入書類も、最初は内容を確認するので精一杯だったのが、次第に「どのような商品が扱われているのか」「どこの国から輸入されているのか」といった背景に意識を向けられるようになりました。
中には私が使用している化粧品や親しみのある食品もあります。そうした場面に触れることで、自身の業務が急に日常生活に密着しているものに感じられました。輸入に関わる仕事の面白みを初めて実感できた瞬間でした。

重責がもたらす「橋渡し役」としての実感
輸入フロント課で約2年間働いたあと、被仕向送金課に異動しました。輸入フロント課がお客さまの窓口となるフロント業務であるのに対し、被仕向送金課は国内外から当行のお客様へ送金された外為資金を適切に処理するバック業務です。実は入行時、前半の約2年間で輸入取引に関する貿易書類を扱う業務を経験した場合、後半の約2年間では輸出取引の資金決済業務を経験する、約4年間をひと区切りとしたローテーションイメージが示されました。外為領域について幅広い知見とスキルを身につけていくためです。異動はこのイメージに沿ったものだと理解しています。
輸入フロント課で接するのは国内のお客さまが中心でしたが、被仕向送金課では国内外の金融機関や行内の関係部署との連携が中心となります。
現在は事後管理業務を担当していますが、外為資金を受領するにあたり、受取人名や口座番号相違などにより国内外の金融機関からの送金指図では正しく入金できないケースは少なくありません。その都度、海外の金融機関へ電文で確認を行ったり、国内の金融機関に連絡を取ったりしながら入金や返却などの対応を進めます。また、マネー・ローンダリングやテロ資金供与を防ぐためのコンプライアンスチェックも重要です。必要に応じて行内の関連部署と連携して取り組んでいます。
一日に発信する電文は200件前後。休日明けには250件を超えることもあります。当然英文ですので、一日中英語と向き合っている感覚です。万一、通貨の単位などを間違えると大きなトラブルにつながりかねないので、電文一つひとつに細心の注意を払って取り組んでいます。非常に責任の重い仕事ではありますが、入行前に描いていた「日本と海外の橋渡し役」を担えているという実感が、大きなやりがいです。
日々の仕事を通じて感じる三菱UFJ銀行のすごさは、全員が一つのチームとなって仕事に取り組む風土が根づいている点です。誰か一人に業務が集中することがないように全員で手分けして取り組んでいるのはもちろんのこと、“その人がいなければ業務が進まない”“その人だけしか知らない業務がある”といった属人化を徹底して避けています。週ごとに担当業務を細かく変えているのも、そのための工夫の一つです。それが、全員が助け合い、支え合おうという意識にもつながっていると感じます。

プロジェクトの主導と、後進育成への熱い思い
輸入フロント課では、通常の業務に加えて品質向上プロジェクトチームに携わっていました。このプロジェクトは個々のミスをなくすことで事務作業全体の品質向上を図る取り組みです。入行1年目はメンバーとして、その後は主担当としてプロジェクトを進め、デジタル関連部署と連携してBIツールを導入するなど、新しい施策も取り入れました。入行間もない私にこうした業務を任せてくれたことに驚くとともに、周囲の皆さんの協力もあり、大きな達成感を抱きながら取り組めています。 また、キャリア入行者の指導担当も務めました。私自身がキャリア入行だった経験を活かしつつ、当時の自分の気持ちを振り返りながら、OJTを実施しました。人に教えることの難しさを痛感するとともに、私自身が不安に感じていたことを思い出して声かけするなど、教える側・教わる側の気持ちを学べたと思います。
現在の被仕向送金課では異動してまだ日が浅いため、今は業務を習得することに全力で取り組んでいます。ここで2年間の経験を積むことで、当初に示されたローテーションイメージ通り約4年を通じて外為業務を幅広く学べることになります。
多くの方に支えられて経験を積んできたからこそ、将来はその恩返しの意味も込めて、後進の育成や業務改善を通じてチーム全体の力を高められる存在をめざしたいと考えています。
輸入フロント課で感じたのは、誰もがお客さまのことを心の底から大切に思い、接していることでした。同じように被仕向送金課でも、他の金融機関や行内の他部署に対してとても誠実に接しています。仲間たちの人柄の良さは、三菱UFJ銀行で働く上での大きな魅力です。私自身、外為の知識がない状態でキャリア入行しましたが、焦ることなく、段階的にキャッチアップできる環境が整っていました。新しいことに挑戦しながら成長したいと考えている方にとって、安心して経験を積める場所だと思います。ぜひ思い切って一歩を踏み出してみてください。

