イノベーションは私たちが創造する。これから始まる新しい時代への挑戦。

イノベーションは私たちが創造する。これから始まる新しい時代への挑戦。

学生時代に打ち込んだことや入社動機は人それぞれでも、変革の時代に立ち向かおうという志は同じ。1年目の今は、そのための一歩を踏み出したところだ。これからの阪急阪神百貨店を支えていく新人たちが、熱い思いを語り合った。

-profile-

株式会社阪急阪神百貨店

人事室(研修中)/2021年入社 
※所属は取材当時のものです。


Mari

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総合政策研究科修了。大阪府出身。以前は建築巡りなどでアクティブに過ごしていたが、コロナ禍以降はインドアでの休日が中心に。母のピアノに合わせてバイオリンを楽しむことも。


Kohei

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法学部卒。愛知県出身。スケートボードやギター、アニメ鑑賞など多趣味。中でも古着屋巡りが一番好きで、いくら掘り下げても底の見えない奥深さに夢中になっている。


Yuki

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工学研究科修了。香川県出身。自転車に乗って遠出するのが好きで、先日は借上げ独身寮のある江坂から京都・嵐山まで片道約40キロ走った。動力源がなく、自分の力で遠くの目的地まで行けて達成感が得られるところが自転車の魅力。


Wakana

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政策学部卒。大阪府出身。祖父から譲り受けた古いカメラを手に、休日は家族とお寺巡りやカフェ巡りで過ごす。フィルムカメラならではの独特の質感を楽しんでいる。

──学生時代に打ち込んだことを教えてください。

Kohei 高校時代に打ち込んだハンドボールを、大学でもサークル活動で続けました。以前の僕は人見知りのところがあったんですが、大勢の仲間と接したことでコミュニケーション力が磨かれたと感じています。誰とでもとも自然に話せるようになりました。

Yuki 僕はソフトボールです。研究室対抗の球技大会では3連覇しました。大会では違う研究室の学生と接するため、Koheiさんと同じく初対面の人とのコミュニケーションする力がついたと思います。

Mari 2人とも文武両道という感じですね。私はサークルには入らずに、学業に力を入れました。専攻は建築でしたがジャンルにこだわらず、アートなど興味のわいたことは貪欲に吸収しました。我ながら学ぶことに対してとても貪欲だったと思います。

Wakana Mariさんが建築を勉強していたのは知っていたけれど、そんなに幅広くいろんなことを学んでいたとは知らなかったです。

Mari 自分でも怒涛の日々だったなあと振り返っています。

Wakana 私は政策学部で学んでいて、ゼミでビジネスコンテストに参加したことが思い出に残っています。新規事業の戦略構築や起業のアイデア、マーケティング戦略構築などを提案したのですが、ゼロから新しいものを生み出す体験はとてもエキサイティングでした。

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──皆さんの就職活動を振り返っていただけますか。

Yuki 僕は特に業界を絞らずにスタートしました。軸にしていたのは、人を楽しませたいということで、テーマパークなどに興味を持っていました。

Mari 私はどの業界にしようかと、ずっと悩みました。業界を絞らないというより“絞れない”状態だったんです。建築が専攻だったので普通は設計事務所や建築会社などを志望するのでしょうが、何となく違和感がありました。そしてある日、私は建築に限らず、人・モノ・コト全てに通じる仕事がしたいんだと気づいたんです。それで人のライフスタイルに広く関われるということで、百貨店に目を向けるようになりました。

Wakana 私の軸は、地元・関西に貢献できる仕事がしたいということでした。だから最初は鉄道などインフラを志望していたんです。それが阪急阪神百貨店のインターンシップに参加したことで一気に変わってしまいました。

Yuki 百貨店志望になったんですね。

Wakana というよりは、阪急阪神百貨店に入りたいと思ったんです。理由はバレンタインフェアのバイヤーの話を聞いて、1人ひとりに仕事を任せ、人々を楽しませ、自分自身もワクワクしながら働ける会社だと思ったからです。

Yuki なるほど。僕が初期のテーマパーク志望から変わったのも、Wakanaさんと同じく、催事に力を入れている阪急阪神百貨店なら人を楽しませる仕事ができると感じたからでした。

Mari 自分にとって身近な存在だったことも、阪急阪神百貨店に入社する決め手になりました。

Kohei 僕は、自分の趣味が洋服ということで迷わずにこの業界を志望しました。その中で福利厚生が充実していることに加え、若手のうちから責任ある仕事を任せてもらえることに惹かれ、阪急阪神百貨店を第一志望にしました。

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──現在のお仕事について教えてください。

Yuki 現在、研修期間中で、百貨店の顔の1階で、ファッションコンシャスなスマホのケースや財布などを販売しています。その前は食品を担当していたのですが、食品は日常的に買われるものであるのに対し、スマホケースや財布となると何年かに一度、買われるのが一般的です。そのため気に入ったものを長く使っていただきたいので、お客様とじっくり会話して、商品をお勧めするよう、心がけています。「いい商品をありがとう」と言われるのが一番の喜びです。

Wakana その気持ち、とてもよく分かります。私はライフスタイル部門の担当なんですが、お客様のニーズを引き出すため、どう言葉をかけ、お気持ちに寄り添うかをいつも考えています。アルバイトをしていた時は、ただ商品を勧めるだけでしたが、今は商品を提案する際、生活の中で使っているシーンまで想像しながら提案しています。

Mari 実は私はアパレルなどの接客をするアルバイトの経験がなかったから、最初は自分にもできるか、すごく不安でした。今は接客の仕事ができていることを嬉しく思っています。現在、担当しているのは婦人モードファッションで、その前は食器でした。自分には何ができるかを考えて、一生懸命に励んでいます。

Kohei みんなが売場に立っているのに対して、僕は裏方として婦人服の催事スペースの運営に携わっています。お取引先様と打ち合わせを行ったり、イベント期間中の店頭スタッフのサポート等も任されています。その前は紳士服を担当していました。常にプラスアルファの提案を心がけていて、お客様が僕の名前を覚えてくださり「また来たよ」と言ってくれるのが嬉しかったです。

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──入社してどんな点が成長しましたか。

Wakana 先ほども言いましたが、モノを売ることだけが仕事じゃないと思うようになりました。お歳暮のセールの応援をしたときのことですが、高齢のお客様が「あなたに担当してもらってよかった」とおっしゃってくれ、2日後にわざわざ私に会うために足を運んでくださいました。すごく嬉しかったです。その方は耳が少し不自由な様子でしたので、正面からではなく寄り添うようにして話しかけました。そんな気持ちが届いたのかもしれません。

Mari 私もお歳暮の応援が印象に残っています。高齢のご夫婦で、お帰りの際に男性の方が「生きててよかった」と感に堪えたようにおっしゃったんです。用紙への記入を代筆するなど、私の対応を評価してくださったようで、とても嬉しい一言でした。何かプラスアルファの価値を提供できたらと常に考えるようになった、そんな成長の表れかもしれません。

Yuki 耳の不自由なお客様がいらっしゃったことがありました。そのときに学んだのが、自分にとっての当たり前が誰にとっても当たり前ではないと言うことです。当たり前ですがいろんな人がいていろんな当たり前があり、いろんな価値観がある。それを知ったことで視野はずいぶんと広がりました。

Kohei 実は、お客様をお待たせしないようにスピード優先で仕事をしたら、上司に叱られたことがありました。「我々はお客様にご満足いただくことが仕事だ。自分の都合で仕事を考えるな」ということです。その言葉に自分の甘さを反省し、お客様優先という意識がより強くなりました。

Mari お客様が喜んでくださるともっとお客様のお役に立ちたい、社会に貢献したいっていう気持ちが生まれますよね。それが仕事へのモチベーションにつながって、ますます前のめりで取り組めるようになった気がします。

Yuki 百貨店というのは華やかに見えるけれど、それを支えている仕事は泥臭いものだということも学びました。

Mari 驚いたのはTOPが度々売場に様子を見に来てくださり、アドバイスをいただけることです。私たち新人にとってTOPは雲の上の存在なのに、こんなに身近な方だったんだと知りました。とても嬉しい想定外の出来事でした。

DSC9280_04.jpg阪急阪神百貨店を一言で表現してもらいました

──では皆さんの将来のビジョンを教えてください。

Yuki 僕は食べることが好きなので、売場づくりやイベントなどを通じて、幅広い世代のお客様に楽しんでいただける食の空間を創出したいと思っています。

Mari Yukiさんに似ているんですが、私も食に関する情報発信ができたらと思っています。今百貨店は大きな変革期にあって、この先どう変わっていくか、分かりません。その中でも阪急阪神百貨店はどんな形であれ、生き残していかなくてはと思っています。例えば食のテーマパークのような、そんな新しい業態に姿を変えていく可能性すらあると思います。そうしたイノベーションを支えていくのが私たちの使命だと思うし、そのために今は売場でお客様の気持ちを知りたいと考えています。

Yuki そうですね。抽象的だけどオンラインやオフラインといった垣根を越えて、幅広い世代の人が楽しめるフード空間を実現できたらと思います。

Kohei 僕は洋服が好きだから、これからも自分の好きなことを極めていきたいと思っています。品揃えも、内装も、演出も、自分が理想とする洋服売場を実現できたら最高ですね。

Mari 衣食住のすべてをミックスした企画を何か実現したいというのが私の“野望”です。創業者の小林一三は当時最先端のアイデアマンで、社会にイノベーションを起こそうと考えて新しいビジネスを創造しました。その精神を受け継いで21世紀の変革を支えていくことに挑戦したいと思います。

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