お客さまの事業を深く理解し、グローバルな視点を持ち、高度な金融知識で最適な提案を行う。それが社会貢献につながっていく。

お客さまの事業を深く理解し、グローバルな視点を持ち、高度な金融知識で最適な提案を行う。それが社会貢献につながっていく。

お客さまの事業を深く理解し、グローバルな視点を持ち、高度な金融知識で最適な提案を行う。
それが社会貢献につながっていく。

PROFILE
三菱UFJ銀行

小西 凱

営業本部 営業第五部 第一Gr
2018年入行/経済学部経済学科卒

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入行後、中堅・中小企業の法人営業を担当。やりがいを感じつつも、大企業担当として、社会によりインパクトを与えるような仕事にチャレンジしたいという想いが強くなる。その後、ストラクチャードファイナンス審査室のトレーニー経験を経て、入行5年目、念願の大企業担当部署に配属となり、プロフェッショナルへの道を歩み出した。

社会にインパクトを与える仕事がしたい

入行前から、漠然とながらも、社会や企業の成長に貢献できるような仕事をしたいと考えていました。入行後は名古屋駅前支店で主に中堅・中小企業の法人営業を担当。事業経営に真剣に取り組む経営者と近い距離で接し、経営の課題解決に取り組むRM(Relationship Manager)業務にやりがいとおもしろさを感じていました。一方で、より大きな社会的インパクトを与えられる仕事をしたいという想いが強くなり、大企業取引の担当者になりたいというキャリアビジョンを持ちました。そこから、当時の上司や人事との面談で自身の想いを伝えるとともに、行内の公募の研修を活用し、大企業担当に必要な英語力、論理的思考力、ビジネススキルの習得に向け自己啓発に励みました。その結果、大企業向けプロダクト関連の審査をするストラクチャードファイナンス審査室にトレーニーとして配属されました。このトレーニー制度は大企業担当者を育成するプログラムの一つで異動の辞令を受けたとき、ものすごくうれしかったことを覚えています。こちらの部署では、大企業が進める資源開発や電力案件などに対するプロジェクトファイナンスや、財務戦略上必要となる債権流動化ファイナンスなどの審査業務を経験。審査という立場で大企業向けのプロダクトを学ぶことで、案件の勘どころや当行のソリューションの幅の広さを改めて学ぶことができました。審査業務というとデータや書類とにらめっこばかりしているように思われがちですが、銀行やグループ全体の関連する部署との円滑なコミュニケーションスキルも必要で、この経験は現在も大いに活かされています。その後、1年のトレーニー経験を経て希望していた大企業取引を担当する現在の部署に異動となりました。配属となってまだ半年ですが、これから大企業取引のプロフェッショナルをめざし、さまざまな経験を通じて、多様なスキル・知識を吸収し、専門性を身につけていきたいと考えています。

支店時代とは異なる大企業取引に感じた戸惑いと苦労

私が所属するグループがカバーするセクターは化学業界で、その中で私は2ndCFA(副担当=2nd Corporate Financial Adviser)として、フロントで活動するCFA(主担当)を補佐する役割を担っています。配属当初は、中堅・中小企業取引との違いに戸惑いを覚え、苦労しました。中堅・中小企業担当時は、電話1本でお客さまの経営陣にアポイントを取り、社長や役員と面談することができていましたが、大企業取引では、組織対組織の関係での営業スタイルが求められるため、事前準備や上司を含めた行内での密な連携も必要になってきます。さらに大企業取引は、高度な金融知識やセクターに関する深い知見が求められ、金融のプロとしての専門性やスキルを向上させる必要性を痛感しています。例えば、化学業界を取り巻く脱炭素化の動きなどのグローバルベースでの環境変化を自らの頭で理解し、今後起きうる変化を予想しながら、まだお取引先も気づいていないような経営課題や解決方法のシナリオを描くことが求められます。これまで以上に高い視点・視座を持たなければならない大変さはありますが、その根底には支店時代に身についた「お客さまのことを好きになる」という想いが大きな原動力になっています。お客さまのことを好きになり、事業に興味・関心を持つことが、お客さまとのリレーションを築く上での基本です。まだまだ学ぶことが多く、苦労する場面も少なくありませんが、周囲を巻き込みながら協力者を得るために必要な調整力や論理的思考力、また何よりも人間性の大切さを実感しています。私のポリシーである「誠実」でありたいという想いのもと、プロとして、非常に難易度が高くやりがいを感じられる業務に日々取り組んでいます。

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コントロールタワーとして高度な金融手法を駆使

トレーニー時代に学んだ専門性・知識を活かし、大企業取引のプロとして足を踏み出したことを実感した経験があります。それが、LBO(Leveraged Buyout)ローンのリファイナンス案件です。LBOとは企業買収の手法の一つで、譲渡企業の資産や今後期待されるキャッシュフローを見合いに、譲受企業が金融機関から資金調達して買収する方法です。この案件は大企業が事業の一部をファンドに売却する、いわゆるカーブアウト案件(事業の一部を切り出して新会社を設立する経営手法)で、ファンドへ売却された側のお客さまからLBOローンのリファイナンスの相談を受けて取り組みました。旧来型のBS(Balance Sheet=貸借対照表)起点のファイナンスではなく、マクロ動向、業界構造の理解に根差したCF(Cash Flow)ファイナンスの考え方、ファンド視点の経営の考え方、LBOファイナンス審査の視点など、トレーニー時代に学んだことを実践する機会を得ました。大企業取引担当になってから約半年しかたっていませんが、スキームの組成、案件理解のスピード、審査部署とのやりとりなど、大企業取引担当者として求められるスキルが向上したことを実感しました。また、現在は業界再編が行われたお取引先の債権流動化(保有している債権が生み出すCFを裏付けにして資金調達を行う手法)案件も担当しています。短いタイムスケジュールの中で最適な提案をする必要がある中、行内調整やお客さまとのやりとり、スケジュール感も含め、自身がコントロールタワーとして現在ハンドリング中であり、大企業向け金融プロダクトを自身の言葉で説明・提案できるようになったことにも成長を感じています。

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専門性を磨き強みを身につけて、海外赴任にも挑戦したい

現在担当している化学セクターは自動車産業と並ぶ日本の基幹産業で、あらゆる産業に素材・部材を提供しています。そのため、脱炭素に向けた課題意識が強く、その動きも非常に活発化しています。そういった中、MUFGが提供できるソリューションを通じてお取引先の脱炭素化に取り組むことは、社会貢献に資することであり、就職活動の際、想い描いた銀行でやりたかったこととつながっていると思います。今後も一層、自分の強みとなる専門性を磨き、プロフェッショナルへと成長していきたいです。セクター全体への深い理解、経営課題にアプローチするグローバルな視点での提案、そのための高度な金融知識、SDGsやESG、Fintechなどの社会潮流を視野に入れた適切なアプローチなど、それらを高いレベルで実践できるのが、私がめざすプロフェッショナルです。近い将来、MUFGの海外拠点への赴任にも挑戦し、さまざまな価値観に触れることで大企業担当者としての視野を広めていきたいとも思っています。今後も「誠実」でありたいというポリシーのもと、プロフェッショナルとして、人として、常に成長し続けていきたいと思っています。

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