「人々の暮らしを支えている」と実感できる仕事の醍醐味

「人々の暮らしを支えている」と実感できる仕事の醍醐味

「人々の暮らしを支えている」と実感できる仕事の醍醐味

このストーリーのポイント

  • 「人々の生活に直結する仕事をしたい」と未経験ながら中途入社を決意
  • 持ち前のコミュニケーション能力でお客様の信頼をつかみ頭角を現す
  • 成長を続けてこられたのは、環境を整えてくれる先輩や上司のおかげと考えている

株式会社サイサンは「Gas One(ガスワン)」「Ene One(エネワン)」のブランドで知られる家庭向けのガスや電力のサービス、産業用や医療用ガスの供給を行うエネルギーインフラを支える会社。人々の暮らしと安全を守るという誇りをもって働く集団だ。

PROFILE
株式会社サイサン

白土 英人

埼玉支店 開発課

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アルバイトから前職まで接客一筋で、生粋のセールスパーソン。アポイントなしで訪問する飛び込み営業でも、初対面のお客様から信頼をつかむコミュニケーション能力の高さが持ち味だ。愛犬のトイプードルを連れてドッグランに行くのが休日のお気に入り。

人々の生活に役立つ仕事がしたいと入社を決意

学生時代に6年間、ファストフード店でアルバイトした経験から「接客が好き」というのが自分の中にありました。

その結果、ジュエリー販売の会社に就職して、お店で宝石を売る仕事に携わっていました。後半の2年間は店長を務め、スタッフの士気を高める工夫や教育面に力を入れて赤字だった店舗を黒字に回復させた実績もあります。ただ、あるとき水害のニュースを目にして、ふと「人々の暮らしにもっと役立つ仕事がしたい」と感じたのが転機でした。

さすがに災害現場でレスキュー隊員として働くイメージは持てなかったのですが、エネルギー関連、ガスや電気などのライフラインを支える仕事なら私にもチャレンジできるのではないかと思ったのです。ガス業界で働いていた友人がいたので、転職について相談したところ「サイサンはよい会社という評判を聞く」とアドバイスをもらったので、すぐにエントリーを決めました。

初めて知った会社で、またガス業界に対しても漠然としたイメージしかなかったので、転職にあたって自分が通用するのか不安に思う気持ちはありました。入社して最初に配属されたのは、埼玉県北部にある深谷営業所です。私の出身地である同じ埼玉の東松山市と、のどかな雰囲気が似ていたため親しみを感じました。地域的に温かな人柄の方が多くて、お客様先に訪問するのは本当に楽しかったですね。

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お客様の生活を支えていると実感できる喜び

お客様のお宅を訪問するときの理由は大きく分けて2パターンあります。ひとつはお客様から「機械の調子が悪いので見てほしい」と依頼を受けて、おうかがいするパターンです。機器の修理といっても、知識や業界経験のない私は苦戦しました。給湯器の交換やガス配管の調整などは、設備士の資格がないと担当できません。入社前にはモンキーレンチを手にした経験さえなかった私は、訪問先で先輩の応援をお願いする場面も少なくありませんでした。しかし、修理が無事に終わった後に「ありがとう、助かったよ!」という言葉も直接かけていただけるので、入社の動機だった「人々の生活を支える仕事をする」という実感も得られました。

ふたつ目のパターンは、アポイントのないお客様のもとへこちらからおうかがいする、いわゆる飛び込み営業です。「ガスや電気料金が節約できます」などとご提案して、お客様から新規の契約をいただく営業方法で、私はこの飛び込み営業が得意です。技術や資格は必要なく、度胸とコミュニケーションの技術があれば着実に成果につながります。もちろんインターホン越しに断られて面会さえできないケースもありますが、優しい方も多く結果的に数多くの新規契約もいただけました。売上目標を達成したいという想いが強い私は、営業を嫌だと思ったことは一度もありません。以前の仕事は店舗で「お客様の来店を待つしかない」ことをストレス感じた経験もありますが、自分から足を運べばいくらでもお客様とお会いできる環境は楽しいですね。

契約をいただいたときの喜びは格別ですが、「営業もできるし、工事も得意」と言えるようになりたかったので、勉強は苦手なもののコツコツと機器や資格に関する勉強を継続しました。「未経験で中途入社しても大丈夫」と、私自身が証明できていると思います。

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会社全体で若手の成長をバックアップ

目標に対し、みんなが一緒に立ち向かう一体感があるのも、私が居心地のよさを感じている点です。サイサンは、若い社員のスキルアップに対しても、熱心な会社ですね。

入社してまだ数か月のころ、私は上司のすすめでグループ内で毎年開催されている「Gas Oneトークコンテスト」に挑戦しました。他にも、電話応対の品質やガス設備修理の技術を競うコンテストなど、大がかりなイベントが定期的に行われています。

トークコンテストはお客様に見立てた社員に販売を実演し、そのスキルを競うものです。この年はコロナ禍のためオンライン開催だったので、画面越しにセールスするのは苦労しましたが、2回の予選を勝ち抜いて、最終的に社長が審査員として加わる全国大会に出場しました。結果は優秀賞(全国2位)受賞で、緊張せずに「こんにちは! 明るさが取り柄の白土です!」と、元気よく、信用や信頼につながる話し方を実践できたと思います。

受賞は、先輩たちが期間中毎日ロールプレイングにつきあってくれたおかげでもあります。毎回「もっとこういう話し方にしたほうがいい」「説明の順番を入れ替えてみよう」などと、粘り強くフィードバックをしてくれました。嫌な顔ひとつせずに仲間に力を貸してくれる先輩たちの期待に応えたいと思ったのも、私の原動力になっていました。

自分が心がけている親しみやすいセールスを評価いただいたことも自信になりましたし、コンテストのおかげで、不足していたガス器具の販売に必要な知識がしっかり身につき、その後の営業成績にもよい影響が表れました。仲間と競いあいながら学んで成長できる環境はとてもありがたいと思います。コンテストのほかにも、若い社員が表彰される機会も多くて「褒めて伸ばす」社風を感じます。営業数字の達成に向けて、ただ叱咤激励するだけでなく、社員の成長をうながして目標達成に近づけようという考え方はとても好きです。

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BtoBでも営業結果をあげて成長を続けたい

入社して2年、安定的に営業の結果を出せるようになってきた頃、現在も所属している開発課への異動が決まりました。ようやく工事に慣れ、訪問した家庭で感謝される機会が多かったので、深谷を離れたくなかったというのが本音です。ただ上司に「寂しくなるけれど、白土が期待されている証拠だ、頑張ってこい」と励まされて、開発課でも結果を残したいと思って現在の仕事に取り組んでいます。

それまでのお客様の自宅を一軒ずつ訪問する営業から、企業を対象にした営業へと相手が様変わりしました。個人向けのBtoC営業ではもっと自然な雰囲気でお話しできていたのですが、企業向け(BtoB)の営業は全く初めてで、今も自分の営業スタイルを模索中というのが正直なところです。具体的な仕事としてはハウスメーカーさんを訪問することが多いです。ハウスメーカーさんが新築の戸建て住宅を販売する際に、当社の商品もセットでご契約いただけるような流れを作ることが狙いです。そのためには、まずは私の顔と名前を多くの担当者に知っていただき、数あるガス・電気会社の中から「お客様にサイサンを推薦しよう」と考えてもらう必要があります。

やはり、こまめに顔を出してコミュニケーションを重ねることが大事です。同じ企業を何度も訪問したり、住宅の設計図面を一緒に眺めたり、ときにはハウスメーカーさんとともに住宅の地鎮祭に参加するなど、関係性づくりに努めています。

個人のお客様向けの営業に、より自分の適性があるとは思っていますが、BtoBも得意と言えるようになりたいです。そうすれば、より会社の売上拡大にも貢献できるはずだからです。とにかく数字にこだわって成長を続けていきたいと思います。

ガスは重要なインフラであると同時に危険物でもあります。だから安全に使っていただけるための取り組みも欠かせません。また、何か故障やトラブルがあると即座に対応が求められます。規模の大きな商業施設などから連絡が入る場合もあるのですが、私の尊敬する所長クラスの方は重ねてきた対応経験も豊富で、その場で解決策を導き出しています。

実力があるうえに、私のような中途入社の人材も受け入れてくれる人柄が素晴らしい方たちと一緒に働けることを誇りに思っています。

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