上司や先輩が丁寧に教えてくれる環境で、責任ある業務を任せてもらえることが成長につながる。
上司や先輩が丁寧に教えてくれる環境で、
責任ある業務を任せてもらえることが成長につながる。
三菱UFJ信託銀行ではどんな若手社員がどんな思いを持って働いているのか?また、その働き方、キャリア、制度、社風とはどのようなものなのか?それぞれの部署で業務に取り組む若手社員3人に本音で語り合ってもらいました。
三菱UFJ信託銀行株式会社
田浦 亮
証券代行部
2020年入社 / 情報コミュニケーション学部卒
学生時代に力を入れていたのはカフェでのアルバイト。ゼミでは社会調査法を学ぶ。金融に絞って就職活動を行い、そのなかでもお客さま第一で働ける環境が、自らの興味・価値観と一致した三菱UFJ信託銀行(MUTB)への入社を決めた。
江口 駿也
年金信託部
2021年入社 / 理学部卒
学生時代に確率論を学ぶ。また同時に、アクチュアリー試験に向けて猛勉強し合格。アクチュアリーとして働ける会社を目指して就職活動を行い、MUTBへ入社。
関根 彩
MTBJ外国資産管理部
2021年入社 / 経済学部卒
学生時代は、吹奏楽サークルに所属し打楽器を担当。また、計量経済学・国際経済学のゼミに所属。サークルとゼミの先輩が働くMUTBに興味を持ったことから入社を決めた。
──入社動機と、現在の仕事内容を教えてください。
田浦 元々資産運用に興味があったこと、またワークバランスを取りたかったことから、その両方を満たせそうな金融に興味を持ちました。なかでもMUTBを選んだのは、インターンシップに参加した際に出会った先輩社員や、同期になるであろう人たちと気が合ったから。
江口 私は将来に向けて進路を考えている時、アクチュアリーの仕事に興味が湧き、大学3年時に試験を受けたところ数科目合格。その後、アクチュアリーとして働ける就職先に絞って就職活動をしました。MUTBから内定をいただいた時は、これで年金アクチュアリー業務に従事できると思い、うれしかったですね。
関根 「土日休み、転居を伴う転勤なし」という軸で絞ったところ、金融に行き着いたというのが正直なところ(笑)。なかでもMUTBを志望したのは、MUTBで働いているサークルやゼミの先輩に話を聞いたところ、和気あいあいとした穏やかな社風を感じて、自分の雰囲気に合うなと思ったからです。仲間と一緒に高め合っていきたいけど、ライバル視するような、極度に緊張感のある雰囲気で働くのは嫌だなと(笑)。
田浦 それはそうですね。入社後の配属に関してはどう感じましたか? 私は現部署の証券代行部が第一志望でした。業務を通して株式の知識を深めることができるし、企業の経営者など法人のお客さまから個人の株主の方まで幅広く対応できるのも面白そうだと思っていたので。現在は新株予約権、特別口座管理の領域について、システム運用保守と事務の管理を担当しています。
江口 私の場合は自分の予定通り。アクチュアリーの資格を活かせる年金信託部年金数理室に配属されました。そのなかでも1年目は財政計算課に所属し、確定給付企業年金制度を実施している企業の決算や再計算などの定例的な業務を担当。そのなかでより幅広いアクチュアリーの知識が活かせる数理計算課の仕事に興味が湧き、異動を希望しました。その希望が叶い、現在はお客さまから、年金の給付設計や退職金制度の変更の依頼を受け、制度変更前後の掛金や債務を計算し報告する業務を担当しています。
関根 私は配属面談で「英語は好きですか?」と聞かれ、「得意ではないです」と伝えたのですが、業務に対する適正もじっくり見ていただき、資産管理業務を担っているMTBJの中でも外国の資産を取り扱う外国資産管理部に配属されました(笑)。外国証券権利(コーポレートアクション)発生時の計上業務や、各種照会対応などを担当しているのですが、最初はチームに同期がおらず不安でした。しかし今は計上の最終判断を行う決裁者の役割も任せてもらえるようになり、ミスなく計上処理を遂行できることにやりがいを感じています。ちなみに毎日業務で英語を使うので、特別な学習をせずに、TOIECの点数が100点上がったのは思わぬ収穫でした。
──それぞれの成長に向けた研修・育成環境について教えてください。
関根 先ほどお話した最終決裁者の役割をはじめ、「2年目でこんなに裁量のある仕事も任せてもらえるの?」というくらいの業務に取り組んでいることが成長につながっています。最初の数年は先輩についてお手伝いをするくらいだと思っていたら、全然違って、若いうちから責任ある仕事を任せてもらえることには正直驚きました。
江口 1年目はまずは実際の案件ではなくシミュレーションで仕事を覚えていくものかと思いきや、初めからお客さまを担当し報告する案件を任せてもらえることにはびっくりしました。今思うと、実際の案件だから本気で取り組めたし、理解も深めることができたと思います。とはいえ、当初は何がなんだかわからない状態で、OJTトレーナーの方がいないとマウスすら動かせないような感じで(苦笑)。一つひとつ教えてもらいながら地道に進めていき、1年くらい経ってやっと自分のなかで理解をして、業務を進めることができるようになりました。
関根 私もOJTトレーナーの先輩が丁寧に教えてくださったので、ここまで来ることができたと思っています。その先輩は目先の手順だけでなく、業務の背景まで教えてくださる方でした。右も左もわからないうちは、「とりあえず目の前のことを知りたい」と思ったこともありましたが、振り返ると、その時にしっかり教えてくださったからこそ、今があると思っています。
田浦 同じです。最初に業務の背景を教えてもらったものの、何のことやらわからなかった。しかし今、業務上でトラブルが起きた際に根拠のある対応策が提案できているのは、この時の教えのおかげです。また、先輩からの教えで今も役立っているのは、「タスク管理はそれぞれの作業時間を決めることだ」ということ。各業務に割く時間を決めてから着手することでメリハリがつきました。
江口 すごくよくわかります。作業時間を意識しないと、際限なく業務時間が伸びていきますよね。
関根 自分の仕事に対するモチベーションが高まったのは、2年目研修です。各部署に所属する同期たちと、それぞれが携わっている業務の話ができたことで、自分の仕事ならではのやりがいも実感できましたし、逆に、課題を見出すこともできました。
田浦 同期と話ができる研修は学びがありますよね。この部署はこんな業務をやっていて、自分の部署とどう関連があるかとか。会社全体の事業への理解も深まります。
江口 私が参加してよかったと思っているのは、年金営業トレーニー制度です。その目的は、私たちが作った報告書を持っていって、お客さまに報告する営業に同行することで、営業業務への理解を深めること。この経験のおかげで、営業は「こういう事情があってこういう判断をしているんだな」と想像できるようになり、営業担当との連携がスムーズになりました。
──今後、どのようなキャリアを実現していきたいですか?
江口 今の業務で学ぶべきことはまだまだ山積み。所属部署は上司や先輩との関係がフラットで、議論し合える環境があり、そこで吸収できることがたくさんあるので、これからも積極的に意見を発信していきたいと思っています。
田浦 いいね、若い人の意見を取り入れてくれる土壌があるのはうちの部署も一緒。必要以上に若手に労力と負担がかかっている業務があったため、それを課内で問題提起・改善提案をしたところ、課内全体の輪番制へと変更になったり、旗振り担当のチームを決めるなど大きな改善につながりました。問題提起はこれからもしていきたいですね。
江口 さらにその先で目指したいのは、信頼されるプロのアクチュアリーです。何をやっても一流の10年上の先輩がいて、お客さまからの信頼も厚いのですが、今はその先輩が目標です。10年後には自分がその先輩のようになっていたいですね。
田浦 私の場合は、せっかく幅広いジャンルを取り扱う信託銀行にいるので、複数の部門・職種を経験して知識や視野を広げたいです。そのなかで自分が最も興味を持てる分野を見定めて、挑戦し、プロ人材としてお客さまにプラスαの提案ができるようになりたいです。
関根 私はまだ2年目で、正直将来のイメージはあまり湧いていなかったのですが、最近はメンター面談を通して今後のキャリアについて考えるようになりました。実はMUTB・MTBJのどちらにもメンター制度があり、直近ではMUTBのメンターの方にご自身の担当業務に関して詳しくお話を伺う機会がありました。お客さまとのミーティングも傍聴させていただき、他部署の業務に触れる貴重な経験もできました。その上で、経験した業務の知識を活かしつつ、徐々に視野を広げていくようなキャリア形成をしていければと思うようになりました。例えば、現部署→MTBJの企画部署→MUTBの資産管理部署→受託財産領域の他部署というように。
田浦 いいですね。私が思う信託銀行の強みは、幅広いサービスの提案・展開ができる可能性を秘めていること。それなのに、それを認知しているのが、高齢者であるシニア層やMUTBと関わりのある社会人に限られていて、ポテンシャルを活かしきれていないと思っています。今後は若い世代の生活にも関わるサービスを考え、信託銀行の認知を広げるとともに、より豊かで多様性のある社会を実現できるような仕事をしていければと思います。
江口 私の担当する年金に関しては、少子高齢化が進むなかでますます重要になっていきます。高齢期における不安を軽減し、豊かな生活を生涯送ることができる社会の実現に向けて、専門家としてお客さまに助言や提言を行えるようになりたいです。
関根 信託銀行のフィールドは、できないことはないのではないかというくらい、本当に幅広いですよね。何か困ったことがあったら、三菱UFJ信託銀行に相談してみようと思ってもらえる会社にしていきましょう!