プロジェクトリーダーとして案件を牽引。裁量権は大きく、やりがいは無限。
プロジェクトリーダーとして案件を牽引。
裁量権は大きく、やりがいは無限。
株式会社大塚商会
N.O
アプリケーションエンジニア 課長
2010年 新卒入社

埼玉県出身。大学は文学部文学科国文科コース。学生時代はPCを壊す常習犯。周囲の心配をよそに自らSEを志望し、現在に至る。物腰柔らかでありながら、仕事で得た知見を武器に父の購入車の価格交渉を買って出る積極性を併せもつ。
Y.O
アプリケーションエンジニア 主任
2021年 新卒入社

埼玉県出身。大学は文学部で図書館情報学を専攻。趣味はマラソン。職場の有志で参加したハーフマラソンでは“自身最高”の快調な走りを披露。国内外問わず旅行に出かけるのが好きで、お客様との会話も地域の話題から親交を深めるのが得意。
文系からSEへのチャレンジ
──SE職の志望理由を教えてください。
N.O(以下N) “人と協働してモノを作る仕事がしたい”と思い、文系の自分にもできそうな仕事を模索していった結果、SEという職種に辿り着きました。ターゲットを絞り込んで就活を進めていたせいか、“世の中には自分の知らないことが多そう”と漠然と不安を感じ始めていた頃、大塚商会を知りました。業種業態問わず多彩な企業と関わることができる仕事内容に惹かれたのが、第一の志望理由です。世の中のいろいろなものを見てみたい、という当時の気持ちにフィットしました。
Y.O(以下Y) 私もIT企業に絞って就活を進めました。文系出身者が目指す様々な職種の中でも、“手に職”の色合いが濃く、「ITスキル」という明確な技術を身につけられる点に魅力を感じたからです。大塚商会を受けてみようと思ったのは、アルバイト先に置かれていた複合機のメンテナンスに訪れるエンジニアの方の対応に好感を抱いたのがきっかけです。面接を通じて関わる社員の方も皆さん温かく、エンジニアの方を通じて得た直感は間違っていなかったと確信できました。学生に対してもフランクに対応をしてくださるため、自然体で面接に臨めました。

大塚商会のSEだからこその成長
──これまでのお仕事で最もやりがいを感じた案件を教えてください。
Y 入社2年目から3年目にかけて担当した、大塚商会グループのオリジナル基幹業務システムである「SMILEシリーズ」を用いた販売管理システムの新規カスタマイズ案件です。会計・給与ソフトは既にSMILEシリーズを利用されていたのですが、販売管理ソフトも他社商品から入れ替えることになり、パッケージで補えない部分をカスタマイズ対応しました。導入までの期間は約半年。スタート時はNさんにもサポートで入っていただきました。プロジェクト期間中はお客様と意見がぶつかることもありましたが、最終的には感謝の言葉をいただくことができ、大きなやりがいを感じました。カスタマイズ開発をともなう案件を担当するのは初めてだったので、最も印象深いです。
N 私は入社10年目ぐらいで担当した、他社システムからSMILEシリーズへの入替案件です。導入までの期間は1年半ぐらい。現状業務の分析から始まり、ニーズや課題の洗い出し、要件定義、導入後の業務フローや運用イメージのご提案までの一連を、プロジェクトマネージャー兼プロジェクトリーダーとして担当しました。大きな業務改革をともなう案件だったため、導入前には社員様向けの説明会も実施。「業務効率の向上を図れただけでなく、きめ細かなサポートのおかげでスムーズな立ち上げ・安定稼働を実現できた」と感謝の言葉をいただきました。社員様向けの説明資料や動画マニュアルの作成なども行い、以降のサポートの自信につながった案件です。
──プロジェクトリーダーの経験を通じて得られる成長・学びについて教えてください。
Y 初めてプロジェクトリーダーを経験したときのことは印象に残っています。すべての管理を一人で行うことに苦労しました。お客様との交渉や打ち合せ、協力会社とのやり取り、社内における進捗・収支・リスク・対応策の報告など、やることがたくさんあります。課題に直面したときは持っている知識を総動員してまずは自分なりの見解・考えをまとめるのがモットー。それでもわからない部分は先輩にたくさん質問をして、案件を推進するスキルを身につけていきました。先輩は私の拙い質問にも嫌な顔せず丁寧に応じてくださり、非常に心強かったです。
N 特に関係各所との連携には苦労します。プロジェクト全体を見て稼働までの計画を立てる経験が乏しいうちは、どのタイミングでどの部署に指示を出せばよいか、どのような指示を出せば想定通りに進むのかを把握するのが難しかったです。経験を積む中で、逆算して段階ごとの目標を定める計画手法や、お互いが気持ちよく仕事できるような依頼の仕方が養われ、スムーズに進行できるようになりました。お客様の事情をしっかり把握し、ときにはスケジュールの変更を営業に交渉することなども必要だと先輩から教わりました。忙しいときは視野が狭まってしまいがちですが、常に相手の目線に立つことを忘れないようにしています。

──お二人はお互いにどのような印象を抱いていますか?
Y Nさんはお客様との信頼関係を構築することが大変上手です。対応を引き継いだすべてのお客様から、絶大な信頼を寄せられています。担当システムの稼働状況だけでなくプラスアルファの相談も受け、Nさんと話すお客様の表情がいつも和らいでいることも印象的です。Nさん自身も、お客様の仕事や担当者ご本人に興味を持ちながら接しているからこそ築かれた関係性なのではないでしょうか。社内でも、とても相談しやすい先輩です。引き継いだお客様に関する相談や、商材知識や提案手法はもちろん、仕事以外でも、おいしい日本酒が飲めるお店まで、どんな相談にも親身に対応してくださるので頼りにしています。現在就労しているオフィスビルが繁華街に隣接しているため先輩方と飲みに行く機会も自ずと増え、和気あいあいとした職場です。
N 拠点全体で仲が良く、有志で「小江戸川越ハーフマラソン」にも参加しました。私は半分ぐらいしか走っていませんが、Yさんは“とんでもなく早く帰ってきた”と皆を驚かせていました。一緒に携わった案件数は多くありませんが、Yさんはどの案件でもすぐにお客様と仲良くなっているのが印象的です。人当たりの良さとコミュニケーション能力の高さ、忙しくてもお客様と真摯に向き合う誠実さが素晴らしいです。質問をするときも、受け身ではなくきちんと考えた上で尋ねているのがわかるので、教えがいがあります。どのような案件でも安心して任せられる頼もしい存在に成長してくれました。

業界知識・技術力を駆使してお客様の困りごとを解決
──大塚商会のSEとして働く中で、得られた経験やスキルを教えてください。
Y 多業界・多業種のお客様のサポートを経験できるのは、独立系システムインテグレータならではの利点です。お客様との仕事で習得した知識を、同業種の別のお客様との仕事で活用する。その経験の積み重ねによりどんどん知見が深まり、仕事内容も成熟させていくことができます。様々な業界・業種に関する知識・知見が養われ、視野が広がりました。
N お客様から「よく知っているね」と言っていただけると嬉しいですし、知識の定着を実感できますね。基幹業務システムを担当しているので、給与・人事・会計などの知識が自然と身につき、企業の事業活動に関する理解が深まりました。
──「技術力」としては、どのようなものが得られますか?
Y 主に上流工程で必要とされる力が身につきます。例えば、パッケージソフトの導入では、お客様の業務をヒアリングしてソフトをどのように利用していくかを提案する力。業務フローとソフトをどうマッチングさせるか、という仕事なので、前提となるIT知識は当然備えておかなければなりません。さらにオーダー開発では、お客様が利用しやすい画面、ユーザビリティに適う構成を設計する技術力。ノーコード開発ツールを用いた対応を私たちが行うこともあります。一言でいうなら、何もないところから「お客様の要望を形にしていくトータル力」それが大塚商会のSEには求められています。
N 良いものをつくるためには、お客様からの相談をそのまま受け取るのではなく、SEの目線で実態を読み解き、本質的な課題・要望を引き出す力が求められます。そのためには、法改正等を含む様々な情勢を知っておかなければいけませんし、経験を通じて、現状を分析する力や問題を特定する思考力、お客様の要望を具現化する力も磨かれました。トラブル対応でデータベースを利用することが多いため、SQL(データベース言語)の知識は自然と深まります。開発担当(グループ会社)との会話がスムーズに運ぶようになると一人前。自分でも成長を実感できる瞬間です。

新たなお取引につながる信頼関係の構築を
──昇格を目指し、何を意識してお仕事をされてきましたか?
Y 主任昇格までの期間は、お手本となる上司や先輩を見つけてそばで仕事をすることを意識していました。特にペアを組んでサポートする案件は、お客様とのコミュニケーションスキル、仕事の進め方や調整力など、具体的なノウハウを習得できる貴重な機会です。切磋琢磨し合える同期や後輩を見つけることも大事。悩みを共有し、他では聞けない情報を収集したり、成果を上げた経緯を教え合ったりできる場が自分を支えてくれます。
N 私は入社してから現在も、お客様との対話を大切にし、双方の認識に齟齬が生まれないようにすることを意識しています。スムーズに案件を進行し、お客様の信頼を得ることが新たな契約につながると考えているからです。小さなトラブルや失敗は成長の種になりますが、対応が悪く信頼関係が崩れてしまうと先にはつながりません。このようなケースの多くは、コミュニケ―ション不足が原因。プロジェクトの途中でお客様と意見の食い違いが起きたとしても、最後はよかったねと笑い合えるよう、丁寧なコミュニケーションを心がけています。
──今後どのようなキャリアを歩みたいと考えていますか?
Y 案件の大小にかかわらず5年後10年後もお客様と直接接することのできる現場で働きたいと思っています。人とコミュニケーションを取ることが好きなので、お客様と接点を持てるような場にずっといたいですね。「社内事情も含めて業務を理解してくれている」「うちの会社の情シス(情報システム室)担当だね」など、最近はお客様から嬉しい言葉をいただく機会が増えてきました。自分を頼ってくださるお客様を1人でも多く増やしていくことが今の目標です。
N 「あなたの提案で業務が改善したよ」とお客様に感謝していただけるのは何よりの喜びです。お客様の課題解決に寄与できること、様々な業界のお客様との接点を通じて自分の知識や見える世界が広がっていく面白さ。これらはコンサルティングや提案を中心としたSEを続けている限り、ずっと得られるだろうと思っています。
Y 偶然にもNさんと私は最近同じようなタイミングで結婚しました。社内に男性の育児休業取得が浸透してきているので、子どもが生まれたら私も取得するつもりです。仕事と家庭を両立しながら、SEとしてさらなる成長を目指していきます。

