自分の可能性に挑戦しながら、企業の未来を創るチカラになる。

自分の可能性に挑戦しながら、企業の未来を創るチカラになる。

このストーリーのポイント

  • 自分の世界を広げるために、あえて自分とは異質な環境へ
  • “健全な猜疑心”を持ってお客さまに接することも重要であると学ぶ
  • 年齢やキャリアに関係なく挑戦を促す文化がある

「今まで出会ったことのない人たちと仕事がしたい」と選んだ三菱UFJ銀行。下町の営業店ではお客さまに勇気を持って「No」と答える経験もした。今は大企業の担当として新たな挑戦に走り回る日々。いつかさらに高く跳ぶための助走になるはずだ。

-profile-

工藤 眞愛

三菱UFJ銀行

営業第十一部
2018年入行/経済学部卒業

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深川支店に配属されて中堅中小企業を担当。その後、人事部採用チームを経て、現在は営業第十一部にて大手不動産デベロッパーを担当する。

学んだのは、相手のことを思う大切さ

学生時代に打ち込んだチアリーディング部の活動を通じて得たものは、たくさんありました。
チアというのは仲間を信頼し、全員が想いを一つにしないとうまくいきません。私はトレーニングチーフとして仲間をまとめ上げ、全体を見ながら安全の確保にも努めました。仲間の心が一つになるにつれて演技も磨かれていく感覚はやりがいの一つでした。

応援指導部に所属していましたので、さまざまな競技の自校選手を応援していました。
一人の声援は限られています。しかしチアの仲間が一つになって演技し、呼びかけることで観客の声援は最大化されます。観客席に正対し何百人、何千人という声を真正面から受け止める瞬間はチアならではの醍醐味でしょう。

応援する選手が初対面のことは珍しくありません。1年に一度しか応援の機会のない競技もありました。そして当然ながら観客は毎試合変わります。
常に新しい出会いの連続だったため、私は相手の考えていることや置かれている環境を想像する習性がつきました。表情のちょっとした変化からも相手の心情を察し、対応するように心がけていたのです。
仕事をするようになってから思ったのは、こうした力はビジネスの現場でも十分に発揮されるということでした。特にお客さまと向き合い、寄り添うことが求められる銀行の仕事においては価値ある力だといえるでしょう。

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“やりたいこと”は変わっていくものだから

最高の応援をするためには競技やチームのことを調べ、どんなタイミングでどんな応援をすればよいのか、とことん考え抜きます。しかしできることをやりきって、ベストを尽くして、それでも応援するチームが負けることがあるのがチアです。あるいはどんなに気をつけていても演技で失敗したり、仲間が怪我をすることもあります。モチベーションが保てない仲間も出てきます。
一時はそうしたことに対してトレーニングチーフである私の責任だと必要以上に悩んだこともありました。しかし先輩のアドバイスで心を切り替え「自分がすべき役割に集中する」「仲間に頼り任せることも必要」と割り切って、前向きなチーム運営に集中できるようになりました。これもチアを通じて成長できたことの一つです。

一方で日々チアに打ち込んで過ごしたことで、就活を前にして、自分はずいぶん狭いコミュニティで生きてきたんだなと気づきました。もちろんそれが悪いことではありませんが、自分と似た価値観の人たちとだけ過ごしてきたのだと思ったのです。
この気づきから「こんな仕事がしたい」「こんなふうに世界を変えたい」という軸ではなくて「今まで出会ってこなかった人たちに出会いたい」「今まで経験できなかったことを経験したい」という軸で就活を始めることにしました。その結果志望したのは、銀行、商社、人材系。一見バラバラのようですが、実は業務を通じて多種多様な企業や人に接する仕事ということが共通点です。

今振り返れば、自分のやりたいことに縛られないという挑戦は正解だったと思います。自分のやりたいこと、それは年齢や環境とともに変わっていって当たり前。ですから、業務や職種を絞りすぎることは一つのリスクといってもいいかもしれません。
最終的に三菱UFJ銀行を選んだのは、ここが一番それまでの私と同質でないと感じたからでした。いい意味でそれまでの人生で出会ったことのない人たちに囲まれて、初めて会うタイプの人たちのために仕事ができると思ったのです。
この選択は間違っていなかったと、実際に仕事を始めてから確信に変わりました。最初の舞台は下町、深川支店。学生時代までの私からしてみれば、そこは別世界でさえありました。

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経営者の一世一代の決断に寄り添う醍醐味

入行して半年で配属された深川支店。ここで私は地元の中堅企業の担当としてスタートしました。「創業100年で自分が何代目」という老舗企業の経営者もいれば、お祭りの町らしくちょっといかつくて実は義理人情に厚い社長さんもいる。1年目は20社、2年目には40社、最も多いときで70社以上を担当し、しかもそれぞれビジネスモデルが全部違うので、事業内容や競合環境などを理解するのには苦労しました。
そんな中で私は融資や資産運用、事業承継など、あらゆる困りごとについて承る“相談屋さん”として下町を走り回る日々を送りました。

“相談屋さん”としてお客さまのお悩みを伺う中、ある成長企業で“次の一手”に悩んでいるというお話を伺いました。同社は事業の全国展開を図ってはいるものの、自社努力だけではまだ力不足、社員たちも悔しい思いをしていると。ならば他社と組んだ方がスピーディーな成長ができると考え、私はM&Aを提案しました。早速その帰り道には上司に電話して相談。上司は社内の「財務開発室」というM&A専任チームとも連絡を取ってくれ、すぐにサポート体制をつくりあげてくれました。そのスピード感は素晴らしかったです。結果的にこのM&Aは成功し、お客さまからは「工藤さんのおかげだ。一生忘れない」という言葉をいただきました。
この経験から、私は経営者の一世一代の決断に寄り添う仕事をしていることを改めて実感。経営者と同じ現場にいて成長に導いていく喜びを味わいました。

さらに印象深かったのが“融資をしない”という決断を下したケースです。勇気が要る挑戦でした。
ある企業の経営者がホテル事業に乗り出すことを決め、融資のご相談をいただきました。それに対して私たちはさまざまな検証を行った結果、今投資しても5年後、10年後は経営が傷つきかねないと考え、お断りすることにしたのです。経営者の夢をかなえるのが私たちの仕事ですから、融資を断るというのはそれに反した後ろ向きの話に思われるかもしれません。しかし私たちはお客さまの“持続的な発展”のために「断念すべきだ」という提案をしたのです。もちろんお客さまは怒り、抵抗されましたが、最終的に「そこまで言うなら」と納得してくださいました。その直後に襲ってきたのがコロナ禍です。もしホテルを開業していたら10年後どころかすぐに経営は危機に陥ったかもしれません。お客さまには大変に感謝されました。
顧客からの依頼を鵜呑みにすることは誰にでもできます。しかし私たちは“健全な猜疑心を持て”と教育され、お客さまに「No」と告げる勇気を持っています。それが本当にお客さまのためになるなら、ためらうことはありません。

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挑戦することを促す企業風土がある

深川支店を離れた後、人事部での採用業務を経て、4年目の春から営業の第一線に戻りました。今度は大手不動産デベロッパーの担当です。私にとっての新しい挑戦の始まりです。
もちろん長期的な視点で担当する企業の価値を上げていくという本質は深川支店時代と同じですが、なにしろスケールが違います。以前は電話一本で簡単に社長に会えましたが、今度はそうはいきません。先方のトップに会うためにはこちらもトップを動かす必要があります。また、一言で提案といっても、さまざまな角度からの検証が必要で、そのために行内外の関係各部署に働きかけなくてはいけません。仲間とベクトルを合わせ、走り回る日々です。

当行の魅力の一つに「君はどう思うの」とすぐに問いかけてくれる文化があります。新人だから、経験が浅いからとスルーされるのではなくて、答えられないとわかっていても「どう思うの」と問われるのです。だから当事者意識が芽生え、自分ならどう動くかという前のめりの姿勢が身についてくるのでしょう。
今は新しい挑戦にもがき続ける毎日ですが、もがくことに「No」を突きつけられることはなく、「やってごらん」と後押しされています。

これからも私はお客さまの近くで、お客さまの成長の道を切り拓いていく仕事に挑戦したいと考えています。そのために何らかの専門性を磨き、自分の強みを身につけていかなくてはなりません。また、財務だけでなく事業そのものを見るようにすること、グローバルな視点での提案をすること、SDG’sやFinTechも視野に入れて企業の社会的な存在意義を再定義することにも、取り組みたいと思っています。
そうした挑戦を通じて企業の未来を創るチカラになれたら、こんなに嬉しいことはありません。

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