専門性を超えた挑戦ができるから、技術者としての可能性も広がっていく。

専門性を超えた挑戦ができるから、技術者としての可能性も広がっていく。

専門性を超えた挑戦ができるから、
技術者としての可能性も広がっていく。

このストーリーのポイント

  • 学生時代に培った専門性を社会に還元しようと入社
  • 専門とは異なる領域のプロジェクトに参画し、手応えを得る
  • 将来は技術者をマネジメントするポジションに挑戦したい

自ら下した想定外の選択。それが自分の新しい可能性につながった。チャレンジさせてくれる風土が、自分を育ててくれる。

PROFILE
アイシン・ソフトウェア株式会社

岩舘 武寛

新領域開発推進部
第2新領域開発室
第2グループ(2023年9月時点)
2021年入社

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宮城県出身。電気・電子情報工学専攻博士前期課程修了。入社後、先行開発部第1室第1グループ配属。2022年4月に第1室2グループに異動し、新領域開発推進部設立に伴って2023年1月に現職に。

専門性を追求した大学院時代

私の高専時代はちょうどクラウドなどの新技術が出始めたころで、私もネットワークに興味を持つようになりました。同時に組込みソフトなども勉強し、プログラムも相当ゴリゴリと書きました。その後、専攻科に進んで2年間学んだ後、さらに専門的な学びを深めたいと考え、大学院に編入することにしました。

専攻科で力を入れていたのが「屋内位置推定」の技術です。この研究を続ける上でふさわしい環境を探したところ、愛知県にある大学院の研究室を見つけました。専攻科の2年間だけでは十分な研究の時間が取れなかったという思いでしたので、大学院では思う存分、研究に打ち込めることが楽しみでした。

大学院ではやはり相当高いレベルでの専門性が求められ、先生方にずいぶん鍛えられたのは間違いありません。また研究室の仲間たちは多彩なテーマに取り組んでいて、自分とは異なる専門分野の知見が得られるという面白さもありました。
私は大学院からの編入でしたので、既に大学時代から人間関係ができあがっている中に飛び込んでいった形になります。不安はありましたが、仲間はとても快く受け入れてくれました。そのうち「最初からここにいたんじゃないのか」と言われるほど溶け込むことができました。これは誰とでも臆することなくコミュニケーションできる、自分の性格のおかげということもあるでしょう。ムードメーカー的な面も持っていますし、このキャラは自分の強みだと感じています。

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キーパーソンとのネットワークづくり

大学院修了後は研究者の道に進むか、就職するかという選択肢が待っています。私は自分の研究成果を世の中のために活かしたいという想いが強かったので、就職する道を選びました。
自分の専門性と言えば位置推定技術です。これは文字通り屋内外での人や車の位置を推定する技術で、通信キャリアや自動車業界で活かせるのではないかと考えました。そこで候補の一つとなったのがアイシン・ソフトウェアでした。
ちなみに自動車については、特に好きだったわけではありませんし、現在も持っていません。実は当社には私のような人間は案外多くて、車が好きかどうかというのは、仕事の上ではほとんど関係ないというのが私の実感です。

アイシン・ソフトウェアの1dayインターンシップに参加したときに感じたのが、とても風通しのいい会社だということでした。例えばベテランの社員と若手の社員が、何の垣根も感じさせることなく楽しそうに話していたり。その様子を見てこの会社は非常にフラットで、オープンなカルチャーがあると感じました。ここなら私も自分のキャラを存分に発揮して、伸び伸びと仕事ができるんじゃないかなと思ったのです。

インターンシップでのこの印象は、入社後もまったく変わっていません。
壁にぶつかったときにはいつでも気軽に上司に相談できますし、専門知識を持っている先輩にも、部署の垣根を越えて相談できます。もちろん自分なりに調べた上でのことですが、どの先輩も気軽に教えてくれますし、忙しいときは「後で改めて時間つくるから」と言ってくれるので、気兼ねすることもありません。
こんなふうにして社内のキーパーソンとのネットワークを広げていくことは技術者にとって大切なことであり、それは自分の顔を売ることにもつながります。自分らしさを存分に発揮できる環境があると感じています。

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入社前には思いも寄らなかった選択

入社して配属された先行開発部は、現在の新領域開発推進部の前身です。ここで私はAIによる画像認識についての研究を担当しました。自分が学生時代に学んだ位置推定技術を活かしたいと考えて就職したわけですが、実際はその技術とは別の技術に携わることになったのです。ただそのことに対して違和感はなく、むしろ新しいことに挑戦できる喜びの方が大きかったです。
ここで私は自動車工場の中で動いている自動搬送ロボットの画像認識を担当。動画をもとに、ロボットが定められたライン通りに動いているかを検知するシステムに携わりました。従来の画像処理に比べて認識のズレ、誤差を大幅に減少させることができ、私なりに大きな成果を上げられたと思います。

入社1年目でありながらこうした責任ある仕事を任せてくれたのは、アイシン・ソフトウェアならではのカルチャーです。
自動搬送ロボットの動きを検知するためのカメラの機種選定から携わらせてもらったのですが、当時はカメラの専門知識を持ちあわせていなかったので、この分野に強い先輩に教わりにいったこともありました。
苦労はしたものの、思い切ったチャレンジの結果、成果を残せたことは自分にとって大きな自信になりました。挑戦させてくれる文化は、当社の大きな魅力の一つです。

2年目を迎え、それまで携わってきた画像認識のプロジェクトが終息を迎えたときに上司から打診されたのが、「自分の専門性を活かせる位置推定技術の業務に携わるか、あるいは新たに工場系システムのプロジェクトに携わるか」という話でした。好きな方を選んでほしいということです。そこで私が選んだのが、新たなチャレンジとなる工場系システムのプロジェクトに携わるという道でした。入社前の自分からすれば、想定外の選択だったと思います。
理由は様々ですが、一番大きかったのは、1年間にわたって自動車製造現場に触れてきたことで新たな知識がどんどん蓄えられてきたということです。現場で働く人たちの声を聞き、そのニーズに応えていくことにも手応えを感じていました。

人との出会いも大きかったと思います。入社して初めてのプロジェクトで、上司や顧客と一緒に画像認識という共通のテーマに取り組みました。一つのチームとして取り組むことには大きな充実感がありましたし、このまま一緒に続けていきたいと思ったのです。 入社前に描いていた道とは違う選択となりましたが、こんなふうに自分の考えが変わっていくのも、仕事をする上での醍醐味の一つです。自分の新しい可能性を引き出すことにつながるのは間違いありません。

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技術と技術をつなぐ存在に

仕事のやりがいは、やはり顧客のニーズに応えられるシステムが構築できたときです。一つひとつの課題に対して答えを積み上げていく感覚があり、その結果が顧客の満足度につながっているのは、私にとっての喜びです。
顧客のニーズに応えられるシステムを構築するときに大事にしているのが、コミュニケーションをとることです。そのため、プロジェクトのメンバーや会社の同期、歳の近い顧客の担当者と一緒にプライベートで食事に行くこともあります。仕事を離れ、気の置けない会話を楽しんでいると、やっぱりお互いに本音が出てくるものなんです。「実は今こういうことに困っている」とか「こんなアイデアはどうだろう」とか、オフィシャルな会議の場では決して出てこない会話ができ、そこから新しいヒントが生まれることも珍しくありません。技術者だからこそこうした時間は大切にしたいと思いますし、意識的に顧客との接点を増やすようにしています。

将来については、シンプルに上のポジションを目指したいと思っています。キャリアが上がるにつれて当社では、技術者としてさらに専門性を深めていくか、あるいは管理者として技術部隊をマネジメントする側に回るか、選ぶことになっています。私は技術も好きなんですが、チームで仕事をしてきた経験から、むしろマネジメントする側に向いているのではと思うようになりました。
その選択をすることになるのは、もう少し先になりますが、今はその時を迎えることが最大のモチベーションとなっています。できるだけ早く昇格したいと思っているので、そのためにもさらに実績を挙げていこうと考えています。
同期で同じグループに所属している仲間は、技術者として専門性を磨いていきたいと話しています。2人でそんな未来について話をしていると「自分は技術者としてさらに成長したい」「自分は管理職としてその成長を支えたい」と互いにとても前向きな気持ちになり、仲間を通じて優れた技術と技術を結びつける接着剤のような役目を果たしたいと思うようになりました。未来がとても楽しみです。

学生の皆さんには、将来、どんな道を歩んでいきたいかを、じっくり考えておくことをお勧めします。それは仕事に限りません。プライベートも含めた人生のロードマップを描くことが大切だと思うのです。
例えば何歳ぐらいに結婚して、子どもは何人で、どこに住んで、という地図です。それを学生時代に時間をかけて用意しておくといいでしょう。もちろん地図の通りに行かないこともありますし、紆余曲折もあると思います。けれど迷ったときに立ち返れる地図があるのは、人生を歩んでいく上でとても重要なことです。ぜひ今のうちに用意しておくことを、お勧めします。

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