常にチャレンジさせてくれるカルチャーがある。だからいつまでも成長することができる。

常にチャレンジさせてくれるカルチャーがある。だからいつまでも成長することができる。

常にチャレンジさせてくれるカルチャーがある。
だからいつまでも成長することができる。

このストーリーのポイント

  • 地元の安定企業を志向し、入社を決める
  • 入社以来、3回の出向を経験し、その都度新たな学びを得る
  • マネジメント力を身につけた技術者としてチームをリードしたい

目の前の技術に取り組むだけでなく、社外で広い視点を身につけることも、大きな成長につながる。そんな実感が、次の道へと進んでいくエンジンになる。

PROFILE
アイシン・ソフトウェア株式会社

稲葉 吉紀

ブレーキ制御開発部
第1ブレーキ開発室
第3グループ(2023年9月時点)
2009年入社

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愛知県出身。工学部電子学科卒。入社後、トヨタ自動車株式会社出向、Aisin Technical Center of America Inc. 出向、 株式会社アドヴィックス 出向と3度の出向経験を重ね、2022年より現職。

「企業は人柄」と考えて

愛知県生まれの愛知県育ちです。21歳になって将来のことを考えたときに思ったのが、やっぱり地元が好きなので地元で働きたいということでした。既に結婚も考えていましたし、生活設計の点でも地元の安定企業に入ることが、自分にとってベストの選択だと思ったのです。
愛知県ですから、そうなると自動車関連の企業が選択肢の多くを占めます。私自身、車の運転は好きでしたし、いい車に乗りたいという気持ちもありました。ですから自動車業界を選択したのも、自然なことでした。

では、なぜハードではなくソフトウェアを選んだかというと、大学進学時に父から「これからはソフトの時代だ」とアドバイスを受けたことが理由です。
大学で選んだのは電子学科。ここで情報工学を選択しソフトウェア開発を学びました。その専門性を活かすなら、やはりソフトウェア企業だと思いました。そこで選んだのが、アイシン・ソフトウェア株式会社です。

最終的な決め手は採用担当者の人柄でした。学生にとって採用担当者は、いわば会社の顔です。当時の採用担当者は学生に対してとても親身に接してくれ、忙しい中でも、学生に対峙する時間を大切にしてくれました。こういう人のいる会社で働いてみたいと思ったことが、私の背中を強く押してくれたんです。
この“人柄のいい社員の多い会社”という印象は、入社以来、今に至るもまったく変わっていません。

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会社の将来を託された重み

近年では車載ECU(電子制御ユニット)の増大に伴ってソフトウェアも大規模化が進み、機能の摺り合わせの複雑化や手戻りリスクの増大という問題が大きくなっています。そうした状況に対応し、開発の上流工程でハードとソフトの動きを確認できるメリットが注目され、モデルベース開発という開発手法の採用が進んでいます。私は入社以来、このモデルベース開発を取り入れて、トランスミッションの制御開発に携わっていました。
その実績が評価され、3年目にはトヨタ自動車株式会社に出向することになりました。同社では試作的に新しい移動手段の開発に取り組むことになり、そこでモデルベース開発を取り入れてみようということで、私にそのサポート役として出向の声がかかったわけです。うまくいけば、将来的にアイシン・ソフトウェアの事業の幅が大きく広がる可能性のある出向でした。期間は3年間。そんな重大なミッションを課せられての出向は、私にとっては相当なプレッシャーでした。
入社3年目の若手に会社の将来を委ねる、そんな大きなチャレンジをさせてくれるのは、当社らしいところです。

当社からトヨタ自動車に出向したのは私1人。文字通りのアウェーで孤軍奮闘の日々でした。
製品のコンセプトづくりから参画し、仕様を固め、どのように品質を担保していくというところまでトヨタ自動車のエンジニアたちと一緒に取り組みました。先行開発ということで、大胆な提案もできたと思います。単なる新しいものづくりにとどまらず、量産化まで見据えた取り組みができたことは、先方にも高く評価されたのではないでしょうか。
結果的に3年後に当社に帰任すると同時に、トヨタ自動車とは業務委託の契約がまとまりました。この出向のミッションを、無事に果たすことができたのです。
私自身にとっても得ることの多い体験でした。一番は、仕事は自分から取りにいくものだという感覚を学んだことです。当社の中で仕事をしていたときは黙っていても目の前に仕事がきたものですが、出向時は私から提案しなければ仕事は始まらないという状況でした。提案に失敗したら仕事がもらえないという緊張感は、私を大きく育ててくれたと思います。

2度目の出向は入社10年目、米国のグループ会社、Aisin Technical Center of America Inc. に赴任したことでした。
ある日突然上司に呼ばれ「米国のエンジニアの技術力向上のために、ちょっと行ってくれないか」と言われたときは驚きが先に立ち、なかなか話が理解できなかったほどです。当時、海外メーカーからの要求にもスピーディーに提案開発ができる体制が求められており、そのためには現地のエンジニアの技術向上が必要だったのです。この出向は、残念ながら事情があって赴任半ばで帰国せざるを得なくなりましたが、考え方や習慣の違う技術者たちと過ごしたことは、いい経験となりました。

特に強く感じたのは、突出したエンジニアが1人いるよりも、平均的な力量のエンジニアがそろったチームのほうが高い成果を上げられるということです。大切なのはやはり教育であり、そのためにも重要となるのは1人ひとりとのコミュニケーションだということを学びました。メンバー全員の技術力を磨き、モチベーションを上げていくことが、結局は強い組織をつくるのです。

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顧客側の立場で見つめ直す

米国から帰任してすぐに命じられたのが3度目の出向です。出向先は株式会社アドヴィックス。ブレーキシステムでは世界トップクラスのサプライヤーです。
この出向でも3年目のトヨタ自動車と同様、新たな取引先の開拓というミッションを課せられました。私自身、それまでブレーキにはまったく携わってこなかったので新しいチャレンジでしたが、モデルベース開発での実績が評価されての出向となりました。

アドヴィックスには若手の技術者と一緒に2人で出向しました。担当したのはブレーキの開発におけるモデルベース開発のプロセス構築と新規制御開発への適用。アドヴィックス社内ではまだモデルベース開発の実績が十分ではなかったため、私の経験や知見には大きな期待を寄せていただいたと思います。
結果的にこの出向でも私と若手技術者の貢献が評価され、アドヴィックスとの取引開始に結びつけることができました。

3度の出向というのは、当社の中ではかなり珍しいケースだと思います。私自身はこのことをとてもプラスに受け止めています。
我々アイシン・ソフトウェアは請負の立場です。従って大切なのは、発注元がどのようなことを我々に期待し、何を評価して仕事を依頼してくれているのかを理解することです。出向したことで私は、この点について顧客のリアルな声を聞き、考え方に触れることができました。トヨタ自動車やアドヴィックスのエンジニアたちと一緒に働いていると、アイシン・ソフトウェアに対するポジティブな意見をいただけますが、反対にネガティブな意見もいただきます。
エンジニアは、目の前の技術に関心が向き、顧客が何を期待しているかということは忘れがちになります。しかし自動車業界で当社がリーディングカンパニーであるためには、顧客の潜在的なニーズをキャッチする感性は絶対に不可欠でしょう。そうした経営者的な感性や視点を身につける上で、出向の経験は非常に貴重なものとなりました。
私にとって大切な財産です。

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若い技術者には様々な選択肢を

現在はブレーキのECUに搭載される車両運動統合制御の開発プロジェクトでリーダーを務めています。リーダーの主な業務はメンバーの日々の進捗管理やプロジェクト全体の品質管理。顧客との調整業務にも力を割いています。どちらかというと技術者よりはマネジメントに近い仕事です。
特に力を入れているのは、若い技術者たちに楽しく仕事をしてもらうための環境づくりです。私は日々変化する仕事のほうが性に合っているのですが、それは人それぞれで、若い技術者にも私のような人間もいれば、ルーティンワークが好きという人間もいます。仕事の価値観は十人十色。私は1人ひとりの声に耳を傾け、いろんな仕事を目の前に用意して、好きなものを選べるようにしてあげたいと考えています。
自分で選んだ仕事ならモチベーション高く取り組めますし、それが成長につながるはずです。

3回の出向は、いずれも自ら望んだものではありません。上司が私のことを見て、ポテンシャルに期待して与えてくれたチャンスです。
今でこそ私は誰とでも臆せずに話ができますが、若い頃はまったく逆で、知らない人と話すのが苦手でした。会議に参加しても一言も話さないことも多々ありました。しかし、米国に赴任した際に身をもって感じたのが、打ち合わせや会議に参加した場合は必ず意見を求められるということです。そんな体験をしてからは、誰とでも積極的にコミュニケーションを取るようになりました。これも出向をきっかけにした私の成長です。
社員1人ひとりのことをしっかりと見て成長させてくれる、そんな風土はアイシン・ソフトウェアの大きな魅力です。

若い人材が増えてきましたので、技術的な面は彼らに委ね、私はマネジメント業務にもっと力を入れていこうと考えています。そのためにもリーダーとしての仕事には今まで以上に力を入れ、さらなる成長をめざしていきます。

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