仕事も家庭も楽しみたい。その思いがキャリアの道を開く力になる。

仕事も家庭も楽しみたい。その思いがキャリアの道を開く力になる。

仕事も家庭も楽しみたい。
その思いがキャリアの道を開く力になる。

このストーリーのポイント

  • 全国展開しているからこそ、結婚で転居しても仕事を続けられた
  • JINS初の時短ストアディレクター(SD)として、子育てと仕事を両立させる
  • 1人ひとりの生き方を尊重してくれる企業風土が一番の魅力

入社2年目にSD昇格。出産を機に自ら望んでクリエーターに職位変更したものの、JINS初の時短SDとして再び店長に。仕事が充実しているから、2人の娘の子育ても楽しめることを実感している 。

PROFILE
株式会社ジンズ

齋藤 愛美

ノブレスパルク袋井店 ストアディレクター(店長)※取材当時

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2012年入社。体育学部体育学科卒。都内の5店舗で経験を積んだ後、2013年にコレド日本橋店でSDに。2015年に結婚のため静岡へ。2017年と2019年に育休・産休を取得。復職後、2023年にJINS初の時短SDとなる。現在、5歳と3歳の2人の女の子を育てながらSDとして活躍中。

明るくポジティブなカルチャーに惹かれて

学生時代で思い出に残っているのは、仲間たち4人と女子サッカー部を立ち上げたことです。1年生でサークルとしてスタートさせ、2年生で正式な部活動として認められました。
最初の頃は公園で練習しながら部員集めを進めるなど大変なこともありましたが、苦労しながらも仲間と一緒にゼロから作り上げていったのはいい思い出です。
私は副部長というポジションではあったものの、全国大会出場経験をもつような後輩も入ってきて、どちらかといえば裏方の仕事をすることが多かったです。自分がピッチで活躍するのではなく、仲間が輝くためのサポートをするという感じでしたね。これは今の店長としての仕事にも通じることだと思います。

就職活動の当初は誰かのライフステージの節目に携わる仕事がしたいと思い、ブライダル業界などを志望していました。
そんな中でJINSと出会ったのは、たまたま就活サイトで見つけたことがきっかけです。漠然と「メガネの会社」というイメージしかなく、本当に軽い気持ちでセミナーに参加することにしました。そのセミナーがいい雰囲気で、とても明るくポジティブな空気に包まれていることに驚きました。常に前を向いて新しいことにチャレンジしている姿勢にも共感を覚えました。そんな会社は初めてだったので、一気に惹かれていったのです。

入社の決め手は、採用担当者の人柄です。1人の学生にすぎない私に対して非常に熱く向き合ってくれ、私のいいところも悪いところも真っすぐに指摘してくれました。こういう人と一緒に働いてみたいという気持ちがわいてき、それが入社したいという強い気持ちになりました。
私は小学校から高校までバレーボールに打ち込んできて、大学では体育学部で学びました。それまでのスポーツ人生を通じて、コツコツと努力を重ねて成長し、何かをつかみ取ることの大切さを知ったことは、自分の強みになったと感じています。常に新しいことに挑戦する姿勢があり、スピード感もあるJINSならば、私のそうした面は十分に活かせるのではないかと考え、入社しました。

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結婚で地方へ。全国どこでも働けるのがJINS

入社2年目にSDに昇格しました。SDになることは入社以来の目標でしたので、とても嬉しかったです。当然モチベーションは高かったのですが、しかし、現実は甘くはありませんでした。
任されたお店は都心の新店で、絶対に成功させなきゃというプレッシャーで、オープン前日には胃炎になってしまったほどです。オープン後もその緊張は続き、すべての責任は自分が背負わなくてはという思いから、1人で何でもこなそうとしていました。当然キャパオーバーです。結果的に頑張りが空回りして、大変だったという思いしか残りませんでした。
SDというのはお店の責任者としてゴールを定めなければなりませんが、そのゴールへ向かうためには一緒に働く仲間の協力が不可欠です。だからすべてを自分でこなそうとするのでなく、クリエーターの意見に耳を傾け、力を借りなければやっていけません。お店のクリエーターに頼り、助けてもらうことがSDとして大切なのです。そのことを私は次に異動した店舗で、ベテランクリエーターに支えられたことで気がつきました。
キャプテンとしてぐいぐい引っ張っていくのではなく、みんなと力を合わせて前に進んでいく。学生時代に立ち上げた女子サッカー部でそうだったように、むしろ一歩引いて裏方として力を尽くすことが私の仕事だと学びました。

入社4年目に結婚し、夫の地元である静岡に転居し、SDとして静岡の店舗に赴任させていただきました。こういうケースでは仕事を辞めざるを得ないのが一般的でしょうが、全国に店舗のあるJINSだからこそ引越しをしても仕事を続けることが出来ました。あくまで私の都合であるのに、社員1人ひとりの働き方を大切にする、JINSらしい配慮だと感じています。
出産を控えたときも同様でした。私は自分の体をいたわりたいという思いと同時に、出産後に備えて時間的なゆとりを確立したいと考えるようになり、エリアディレクターに相談してSDからクリエーターへと職位変更をさせてもらったのです。会社としては代わりのSDを置かなくてはなりませんから簡単なことではないのですが、私の相談に対して快くOKしてくれました。
おかげで出産前に夫と2人の時間をゆっくり楽しむこともでき、リフレッシュできました。

その後1人目が生まれ、初めての子育てが始まりました。1歳になったところでクリエーターとして復職し、時短勤務で働いたのですが、子供の突然の発熱で急いで帰らなければならないということはよくありました。周囲の仲間には迷惑をかけたと思います。その意味で精神的にはきつかったです。
ただそのことで誰かから文句を言われたということはなかったし、むしろ皆さん、とても温かく応援してくれました。人を大切にするカルチャーは、店舗にもしっかり浸透していると感じたものでした。今も感謝しています。

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仕事も子育ても、貪欲に楽しんでいい

2人目が生まれて同じように産休・育休を経て時短勤務で復職した後、SDに再度復帰し、時短勤務で働いています。
私自身は2人の育児と仕事の両立に追われる毎日でしたので、時短SDというお話を聞いたときは“無理でしょ!”と思ったものでした。とてもSDの仕事が務まるとは思えなかったのです。そう返事をしたら、子育てしながらSDとしても働けるよう、会社が環境を整えてくれたのです。
店舗運営に支障がない範囲で勤務時間を調整することや副店長を2名体制にしてSDの仕事をサポートするような体制にしてくれました。こういった会社や周囲のサポートがあるおかげで時短SDとして働くことが出来ています。

時短SDになって4ヵ月。SDの仕事は久しぶりでしたので慣れるのに少し時間はかかりましたが、エリアディレクターが週に一度のミーティングで相談に乗ってくれたこともあって、次第にペースを取り戻すことができました。
時短SDは、さらなる女性活躍に向けた、会社としても初めての試みです。前例はありません。ですから私も後輩のためにロールモデルにならなければという自覚で、日々を過ごしています。私にとってもこれは大きなチャレンジです。

意外だったのは、SDという責任ある仕事を任されたことで、以前より毎日をイキイキと過ごせるようになったことです。モチベーション高く仕事に取り組めることでオンとオフの切り替えもしっかりでき、子供とも元気よく向き合えるようになりました。仕事も子育ても、どちらに対しても非常にポジティブになれるんです。
仕事をしていると感謝の言葉をいただくことが多く、それが自己肯定感につながるのでしょう。仕事のために家庭を犠牲にするのではなくて、どちらも貪欲に楽しめるようになりました。
時短SDというチャレンジの結果、新しい喜びを手にすることができ、改めて会社には感謝しています。

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これからは人を育てることに挑戦したい

現在の目標は、今の店舗で一緒に働くクリエーターたちを成長させることです。
長期的にはトレーナーとなって、人材育成に携わりたいと考えています。トレーナーとは担当エリアで教育を担う存在です。各店舗と細かな連携を取りながら、クリエーターの育成を通じてさらなるサービスの向上に取り組む、いわばJINSの”縁の下の力持ち”的存在。学生時代に立ち上げた女子サッカー部で裏方を務めたときのように、仲間たちが輝くためのサポートができたら嬉しく思います。

子育て中の女性が仕事を辞めずに済むような仕組や環境を、今以上に整えていくことはとても大切なことでしょう。それはワーキングママだけでなく、JINSで一緒に働くすべての人が輝くことに通じると思いますし、いろんな立場の人が楽しく働ける会社にしていきたいと私自身強く思います。

現在の私の働き方について、入社前にはとても想像できませんでした。それどころかライフイベントとキャリアと言われても、具体的なイメージはまったく持てませんでした。
おそらくこれから就活に臨む皆さんも、あの頃の私と同様で将来のキャリアなんてとても想像できないと思います。でも大丈夫。私自身、なんとかなったし、皆さんもその場その場を一生懸命に過ごしていけば、きっと様々な壁も乗り越えていけるはずです。そのためにも仕事を楽しむ気持ちは、いつまでも大切にしてください 。

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