キャリア人材として実感する、金融SEならではの誇りと醍醐味。

キャリア人材として実感する、金融SEならではの誇りと醍醐味。

キャリア人材として実感する、
金融SEならではの誇りと醍醐味。

このストーリーのポイント

  • 「一週間じっくり考えて」の言葉に、人を大切にする風土を実感
  • メガバンクの最上流工程に携わる
  • 絶対にシステムを止めないことがエンジニアとしての矜持

社会を支える金融システム。その最前線で活躍するエンジニアが、自らの歩みについて振り返った。キャリアの軸にあるのは、「大切なのは人と向き合うこと」という信条だ。

PROFILE
名村情報システム株式会社

H.N

東京本社 
銀行ビジネス本部 銀行IT革新部

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2015年入社(中途)。工学部機能材料工学科卒。長崎県出身。
27歳まで俳優・声優として活動し、結婚を機に組み込み系IT企業に入社。約8年間勤務後、よりよい待遇を求めて名村情報システムに転職。現在は基本設計などの上流工程を担当しつつ、若手の育成にも力を注ぐ。

幸運な出会いをきっかけに入社

大学4年生から続けた芸能の仕事に一区切りつけることを決心したのは、結婚を控えて、生活を安定させるためでした。俳優や声優として活動したことは挑戦力や行動力を磨くことにつながりましたし、誰とでも真摯にコミュニケーションを取る姿勢の原点となっています。
芸能界から転じた先はIT業界です。組み込み系の企業で、最初の4年間はエンジニアとして実装・開発業務で技術を磨き、その後の4年間は技術者兼営業として、開発業務に携わりながらクライアントとコミュニケーションを取って人材のマッチングや調整業務に携わりました。

組み込み系の仕事はとても忙しかったです。開発期間は数ヵ月で、次から次へと案件が飛び込んできて目の回るような忙しさでした。おかげでずいぶんと鍛えられたと思います。一方で待遇面や休日などは満足できる水準になく、家族のためにも次第に転職を考えるようになりました。
そんなときにたまたま出席した友人の結婚式で出会ったのが、名村情報システムの現・取締役。初対面でしたが意気投合し、私のキャリアや仕事観などについてお話しさせていただくことができました。立ち話ではあったものの、これがきっかけで名村情報システムへのキャリア入社の扉が開かれました。

驚いたのはその後です。なんと、その方から「人生の大切な決断だから、1週間じっくり考えてから答えを出してほしい」と言われたのです。採用が決まったならすぐに返事を求められるのが当たり前だと思っていたので、想像もしていない言葉でした。
当時、私は35歳。確かにキャリアの大きな曲がり角であり、もし決断を間違えるようなことがあればその後の人生は大きく変わるだろうし、家族への影響もはかりしれません。それなのに私のテンションは上がって、前のめりになっていたのでしょう。そうしたことを踏まえて「1週間じっくり考えて」と言ってくれたのだと思いました。
今から振り返っても、人を大切にする当社のカルチャーが見事に反映されたエピソードです。妻も「いい人のいる会社だね」と私の背中を押してくれました。
また、長崎の母に転職を報告したところ「あんな有名な会社に」と感激したことにも驚きました。私が想像する以上に九州での名村情報システムの存在感は大きいようです。身内が喜んでくれる転職は、とてもハッピーなものです。

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メガバンクの一員のように

入社後、最初に携わったのがメガバンクのAML(反マネーロンダリング=資金洗浄対策)のプロジェクトでした。
その後に担当することになったのが、メガバンク内部の組織の一員として、銀行の全社規約・標準化などの最上流工程の業務でした。システム関連のガバナンスをどのように効かせるか、そのためにどんな調整が必要かといったことに携わるわけです。まさにクライアントと同じ立場で、クライアントのシステム関連全体を統轄する、非常に責任の重い仕事でした。
キャリア入社でありながらこれほど重いミッションの仕事に挑戦させてくれたことには、感謝しかありませんでした。

エンジニアとして仕事をするなら上流工程に挑戦したいという思いは、前職からずっとありましたので、やりがいは大きかったです。一方で決して簡単な仕事ではなかったのも事実です。
銀行全体の方針に関わることですから、最新の技術トレンドだけでなく、法規制にも目配りが必要ですし、当然のことながら銀行業務にも精通していなくてはなりません。課題があれば自分で調べて答えを出し、フィードバックを受けることが基本でした。「プロなのだからそれが当然」という空気感があり、自分の力不足を痛感させられたことが何度もありました。
厳しくてきつかったですが、非常に鍛えられ、大きな学びが得られました。

その後、法人向けのWebサービスのテスト設計を担当しました。このときは自分の持ち味であるコミュニケーション力を存分に発揮できたと思います。
メガバンクのシステム子会社のエンジニアとはもちろんのこと、ユーザーであるメガバンクの方とも何度もお話をさせていただきました。おかげでユーザーの視点で考え、取り組むことの大切さを学びました。

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一瞬たりともシステムを止めない

現在私が携わっているのは、メガバンクの窓口で使用されているシステムのリニューアルプロジェクトです。詳しくお話しすることはできませんが、窓口業務を支える重要なシステムで、非常に影響力の大きなプロジェクトとなります。
AML対策のプロジェクトでも感じたことですが、金融のシステムは本当に地味なんです。人の目を惹きつけるような、派手なものではありません。ドラマチックなことなど、何一つないのです。しかし、社会を支える金融というインフラが一瞬たりとも止まることがないように裏方で支える、重要な役割を担っています。宿命と言ってもいいかもしれません。
お金にまつわる当たり前のことが当たり前にできる。そんな日常を、絶対に止めない。そこに私は金融SEとしての誇りを感じます。

新卒入社の方ならシステム開発の下流からスタートして上流へとステップアップしていくことになるでしょう。もちろん当社には、それぞれのキャリアステップにふさわしい経験を積むことができるプロジェクトが用意されています。
しかし私はキャリア入社であり、できるだけ早く上流工程に携わりたいと志して入社したため、こうしたチャンスをいただけたことに感謝しています。

システム開発の現場で必要とされるのは、1人で巨大システムを構築できるようなスーパースターではありません。チームとして連携を取りながら、着実に1歩ずつプロジェクトを進めていくことのできる人材です。だから大切なのはやはりコミュニケーション力であり、それも自分の仕事をこなすためのコミュニケーションではなく、プロジェクトを自分ごととして進めていく手段としてのコミュニケーション力です。
また、プロジェクトの途中で違和感を抱くようなことがあったら、私はためらうことなくお客様に相談しています。相手のためを思う言葉なら、そこに迷いはありません。
そして、そのような思いを共有する仲間たちがそろっているから、名村情報システムはお客様から信頼され、重要な社会インフラとしての金融システムを任されているのだと思います。

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夢は75歳まで働くこと

学生時代に飛び込んだ芸能界での仕事や、未経験で転じたIT業界での挑戦、そして現在のメガバンクのシステムにおける上流工程の仕事。一見すると私のキャリアにはつながりはないようですが、実は「人と向き合うこと」はずっと大切にしてきました。私は多くの方との出会いに支えられてここまで来たのは事実です。この姿勢はこれからも変わることはないでしょう。
今後は若手の育成にも力を入れるつもりです。真正面から向き合い、ダメなものはしっかりダメと言える、そんな指導をするつもりです。40代になって人から「ぜひ」と頼りにされるようなエンジニアになるためにも、人から叱ってもらえることのありがたみを、若手に伝えたいと考えています。
転職をお考えの方も、新卒で就職活動に臨む方も、どうか焦らないでください。希望する仕事や企業に巡り合えず、落胆することもあるでしょうが、待っていればきっと望んでいた出会いがあるはずです。
そのときに備え、自分ならではの強みや持ち味を磨いてください。そしてなによりも人とのコミュニケーションを大切にすることを忘れないでいただきたいと思います。

夢は75歳まで働くことです。
現在私は46歳。今後10年間は若手に技術やマインドを伝えることで育成し、それによって会社のさらなる発展に貢献したいと思います。
次の10年は、誰からも頼りにされる人材でありたいと考えています。そのために新たな技術やトレンドを貪欲に吸収し、エンジニアとしての自分を磨いていきます。
そして最後の10年はエンジニア人生の集大成として、1つの大きなシステムにどっぷりと浸るような仕事がしたいと思っています。
そんな人生が送れたら最高ですね。

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