キャリアの可能性は経験によって広がっていく。自分を磨きトップランナーとして道を切り拓く。

キャリアの可能性は経験によって広がっていく。自分を磨きトップランナーとして道を切り拓く。

キャリアの可能性は経験によって広がっていく。自分を磨きトップランナーとして道を切り拓く。

このストーリーのポイント

  • 地元・奈良に貢献できる企業、自身の強みが活かせる金融志望で南都銀行を選ぶ
  • お客様に融資を行う営業時代に「より深みのある提案をするため」中小企業診断士の資格を取得
  • 知識と経験を活かし、出向先で組織改革に挑戦中。キャリアの選択肢を自ら開拓している。

奈良県を基盤に地域経済への貢献を続ける南都銀行が力を入れるのは、従来の枠組みにとらわれない「おもしろい人材」の採用と育成だ。地元顧客からの支持は根強く、県内でのトップシェアを維持し続けているが金融機関の競争環境は厳しい。そんな時代を生き残るための切り札が人材だ。銀行員としての知識・スキルに加えて、人間力や解決力を磨いて「おもしろい人材」として、自らを高められれば、キャリアの選択肢も広がっていく。

PROFILE
株式会社 南都銀行

川﨑 崇

株式会社南都銀行 人事総務部 所属

東洋スクリーン工業株式会社 総務部長(出向中)

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大学時代はバンド活動に打ち込み、音楽の道を目指す。好きなことにはこだわるタイプで、現在はゴルフに熱中している。営業時代や出向先でも、いち早く周りの人と打ち解けるために、接点を多く持つように食事の機会を多く設けるなど行動派。

生まれ育った地元で人に役立つ仕事がしたい

高校を卒業するまで奈良育ちで、幼少時からおばあちゃん子だった影響もあり、地元に貢献したいという思いがありました。そのため地元の有力企業である南都銀行を志望するのは、私にとって自然な流れでした。会社選びの段階で、「将来はボードメンバー(経営幹部)になりたい、会社をけん引できる存在になりたい」という思いがあり、多くの会社の経営層と関わりを持てる銀行は魅力的にうつりました。私はコミュニケーション力には自信があったので、人と人のつながりで勝負できる営業職が合っているのではないかとも考えていました。

最終面接では、学生時代にバンドでボーカルとギターを担当していた話をすると「今1曲歌ってみせてください」と言われたときの衝撃は、こんな銀行もあるのかと今も忘れられません。少し緊張しながらも60代の役員の面接官にあわせた渋めの曲をチョイス。最後まで歌い上げて、その場で内定をいただくことができたのは、今でも印象に残っています。

入行後は本店営業部、大阪支店、橿原支店で一貫して企業へお伺いしてお客様が抱える課題やニーズを共有し解決する法人営業に取り組んできました。対象となるお客様や企業の規模などは違うものの、お客様と真摯に向き合い、喜んでいただけるように貢献したいという思いを人一倍持って、奔走してきました。新規の取引先を開拓するために、大阪市内の下町を自転車で駆け回る日々で私の営業としての基礎が築かれたと思います。初対面のお客様でもフランクに接し、距離を縮めるように意識しており、よくお客様から「銀行員らしくないおもしろい子」と言われていました。仕事の中身はきっちりとスピード感を持って取り組み、ギャップを評価いただくことも多かったです。

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「お客様の役に立ちたい」の想いが成長の原動力に

入行3年目で、マンション1棟を新築する資金繰りを検討していた大口の顧客を担当させていただいたことがあります。80代ぐらいの高齢の経営者様で、当行とは取引のない方でした。当然、長年のお付き合いのあるメインバンクが別にあるので、私たちが新たに取引をして頂く事は簡単なことではありません。

それでも、二度、三度と理由を探してはお会いする回数を増やして、事細かにお客様の希望をお聴きするように努め、融資の提案を行いました。ただし、当方の融資条件を知った他行が後からさらに有利な条件を提示するのもよくある交渉術です。最終的に、当行よりもよい条件を提示した金融機関があったにもかかわらず、それでもお客様は「川﨑さん、あんただから決めた」と当行を選んでいただきました。金銭面の条件も重要ですが、人が結果を左右する仕事なのだと学ばせていただいた忘れられない出来事です。

さらに、この話には続きがあります。私は一度担当を離れていましたが、数年後にお客様が亡くなられたというご連絡を受け、久しぶりに線香をあげに訪問しました。そこで、ご子息から「父は川﨑さんの仕事ぶりに感心していて、本当に気に入っていたんですよ」という言葉をいただいたのです。ずっと気にかけていただいていたことに感謝すると同時に、一過性のお付き合いではなく同じお客様に長く寄り添えることこそ、地元に根を下して働くことの魅力なのだと確信しました。

その後も、私はお客様の目線に立って相手のことをよく知るという営業スタイルを磨いてきました。相手を深く知る方法は、対話や調査などさまざまです。ただ中小企業の経営者様と接しても、会社経営をした経験のない私の知識や提案には限界があるとも感じていたのです。そこで2020年には、南都銀行が新たに導入した資格取得の奨励制度を活用し、中小企業診断士の試験に合格しました。当行が掲げる「おもしろい人材の創出」の一貫として公的資格の勉強や受験にかかる費用を負担するものです。お客様に「おもしろい銀行員やな」と言われて育った私にはぴったりの制度でした。中小企業診断士になったおかげで、経済や財務に関する知識から人事やマネジメントにいたるまでの知識を蓄え、顧客企業に深く高いレベルでの提案ができるようになりました。そして課長職として後輩の育成にも力を入れていたとき、新たな人事異動が告げられました。若手行員としては極めて異例の取引先への出向です。

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出向先で挑むまったく新たな仕事は組織の改革

南都銀行グループでは地域の発展に貢献し、自らが持続的に成長していくための、最も重要な経営資本の一つが『人材』として考え、『おもしろい人材』の創出を掲げております。『おもしろい人材』には、銀行業務に加え、銀行以外の経験も積んだ幅広い視野が必要であるとの考えており、その一環として若手行員の外部出向の拡大を進めています。
同じ職場で働き続けると専門性が蓄えられる一方で、価値観が凝り固まってしまい新しいアイデアが生まれにくくなる可能性もあります。そこで私のような30代の行員を積極的に出向させ、受け入れ先にも当行にも新たな風を吹き込み、きっかけをつくろうとしているのです。

出向先である東洋スクリーン工業は、従業員90名の企業ですが、固液分離に使う特殊な金属フィルターおよび環境保全装置を製造しており、世界最高精度の技術力を有しています。世の中にとってかけがえのない水資源の再利用と保護の分野において、幅広い業界で採用されています。ニッチな分野ながら他社の追随を許さない技術で長年業績が順調で、社員にも穏やかで温かい人が多いと感じました。しかし、先行きの見通しがきかないVUCAの時代では、急激な経営環境の変化にも備えなくてはなりません。「この先の変化に対応できるのか」という経営陣の心配や懸念を従業員とうまく共有できていないという課題も感じました。

中小企業診断士として知識は身につけましたが、中小企業の一員となったからには自分自身の手で実践しなければなりません。そこで、社長と打ち合わせを重ねて、社員向けの「経営計画発表会」を実施して、会社の方針の浸透を図りました。私のプレゼンでは、銀行員として100社以上の成功・失敗事例を見てきた経験を踏まえて「この会社をさらなる成功に導きたい」という決意を伝えました。加えて、社長が感じている危機感を共有するために、準備と対応次第でこれからの厳しい時代も必ず乗り切れるということ、またゴールは会社成功ではなく社員が幸せになることというメッセージを発信したのです。プレゼンを聞いた社員からは「会社が目指す方向がわかりました」「前向きな気持ちになれました」という声をもらえ、第一歩としては一定の成果を挙げられたかと思っています。

今、私が最も力を入れているのは人事評価制度の改革です。「全員が納得する評価制度というものは存在しない」という前提ながらも、公平性、透明性、納得性が高く、頑張ったものが報われ、かつ社員の活性化につながる仕組みが不十分だったので、今の東洋スクリーン工業にフィットする仕組みを作り上げたいです。

東洋スクリーン工業は、経営層も含め魅力的な人が多く、製品も世界一の技術力を持つなど付加価値が非常に高く、ヒト・モノという経営資源が揃った素晴らしい企業です。カネについては私が強固にすることで、素晴らしい未来が描ける会社だと思っています。
今後、更に魅力がある人材が集まり、やりがいを持って働くことが出来る体制を構築する事が私のミッションの一つだと考えています。

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挑戦を続けた結果、気づけばキャリアの選択肢が広がっていた

これからの自分のキャリアをどうするか、どうしたいかについては、実はいろんなアイデアが頭にあります。1つ目は、銀行に戻ることです。入行したときから、ボードメンバーに入ることを目指してきたので、せっかく培ってきたこの経験を銀行業務に活かしたいですし、新しい風を南都銀行に吹き込むのは出向した私だからこそできることです。

2つ目は、独立して多くの地元企業に貢献する道です。中小企業診断士を取得しましたが、今後は社会保険労務士や税理士の資格取得にも興味があります。現在の仕事にも活かせますが、それほどまでスキルを高められれば自分で独立しても、経営や人事管理のプロとしてやっていけるのではないでしょうか。より高度なレベルで、多くの中小企業の役に立てるのはこの道かもしれません。さらに3つ目は東洋スクリーン工業に残って「改革を担い続ける」という選択肢です。これほどのポテンシャルを秘めている中小企業はなかなかないのではないかと感じる、魅力的な社長・社員がいる環境で自分も貢献し続けたいという思いも強くなっています。それぐらい今の仕事にも没頭させてもらっているので、正直なところ自分の身体がひとつでは足りないですね。

銀行員だったはずが気づいたら、たくさんの選択肢にたどりつき、どの道を行っても充実した人生を歩めそうだと、感じられるのは本当にありがたいことです。
入行してから南都銀行はどんどん変わってきており、新しいことややりたいことに挑戦出来る環境が整ってきていると感じています。今の若手行員の皆さんが羨ましいですね。
地元経済に貢献するという初心を忘れずに、一度限りの人生でとことん自分の能力を高め続けていきたいと決意しています。

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