理系ならではの強みを活かし、「三菱UFJ信託銀行」の不動産ビジネスに取り組む。

理系ならではの強みを活かし、「三菱UFJ信託銀行」の不動産ビジネスに取り組む。

理系ならではの強みを活かし、
「三菱UFJ信託銀行」の不動産ビジネスに取り組む。

このストーリーのポイント

  • 心地よいウェットな社風に惹かれて入社
  • お客さまの潜在的な課題を発掘し、大規模な取引に結びつける
  • 理系出身者ならではの「仮説思考」を仕事に活かす

理系出身者としてさらなる成長を志し、三菱UFJ信託銀行へ。不動産ビジネスの最前線で、
確かな成果を上げてきた。ニーズを発掘し、ソリューションを提案するというプロセスに、理系
ならではの強みを発揮する。

PROFILE
三菱UFJ信託銀行株式会社

柳 祝太郎

営業第1本部
不動産営業第1部 第3課
2015年入社

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理工学部 数学科卒。入社後、グループ不動産営業部に配属。4年目に自ら志望し、三菱UFJ不動産販売株式会社に出向する。2年間の出向を経て、2021年に現部署に異動。土日はゴルフやバスケットボールで汗を流すが、最近は2歳の息子と過ごす時間も大きな楽しみに。

MUFGならではの圧倒的な顧客基盤

高校時代に考えていた将来像は、数学の教師になって生徒たちにバスケットを教えたいというものでした。
私は小学校から大学までバスケットに打ち込みました。中学時代には先生から「これだけバスケに打ち込める環境に感謝しなさい。今はわからないかもしれないが、周囲の人にどれだけ支えられているか、必ずわかるときが来る」と指導された言葉が強く印象に残っています。
残念ながら大学では大きな怪我をして、プレーヤーとしての道を諦めざるを得ませんでした。それでも気持ちが折れることはなく、裏方として仲間を支えようと切り替えることができました。それは中学時代の恩師の言葉が心に残っていて、それまで私を支えてくれた方々に恩返しをしたいという思いからでした。

就職活動を迎えたときに感じたのは、このまま教師になるよりも、民間企業に就職した方が自分にとっての新たな挑戦、新たな成長につながるのではないかということでした。そこで、バスケを通じて学んだチームプレーの精神を活かせる仕事に就きたいと考え、信託銀行に関心を持つようになりました。
高い専門性を有するプロフェッショナルが力を合わせ、一つのチームとしてソリューションを提供する信託銀行ならではの働き方が、私の職業観にフィットすると感じたのです。

三菱UFJ信託銀行に決めた理由の一つが、MUFGならではの圧倒的な顧客基盤です。世界約50の国、国内外で約2,000のネットワーク(2023年3月末時点)というスケールは、そのままビジネスのダイナミックさにつながると感じました。
もう一つの決め手が、「人」です。なかなか言語化しにくいのですが、三菱UFJ信託銀行の社員は気さくで温かい人が多く、いい意味でウェットな社風だと感じました。仕事について語るときも、笑顔で、楽しそうに話してくれる方がほとんどでした。
私が一番重視したかったのは“誰と一緒に働くか”です。その点で三菱UFJ信託銀行ならば心地よく働き続けられると思いました。この印象は、入社9年目の今も変わっていません。

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潜在的な課題を発掘し、アプローチする

入社して配属されたのが、グループ不動産営業部でした。ここは、同じMUFGグループである三菱UFJ銀行各支店の取引先である法人のお客さまの「不動産を売りたい・買いたい」というニーズにお応えする部署です。
教師を目指していたころは、正直に言ってまさか自分が不動産の仕事に携わることになるとは思っていなかったです。もちろん不動産の知識はゼロ。右も左もわからない状況でのスタートでしたので、先輩の指導のもと、ひたすら勉強しながら仕事を覚えていきました。
先輩の指導はとても丁寧で、私が自分で考えて行動することを大切にしながら、常に目を配ってくれていると感じました。とても手厚い指導だったと感謝しています。

グループ不動産営業部で印象深かったのは、ある企業に提案した案件です。同社は他行との取引が長く、当社はもちろんのこと、MUFGとしての取引自体、なかなかいただけていない状況でした。私は三菱UFJ銀行の営業担当者と協力して、なんとか取引の道が開けないかと画策。情報収集を重ね、同社が遊休資産をいくつか所有していることをつかみ、その一括売却のスキームを作り上げて提案しました。
もちろん提案に至るまでは何度も通い続け、徐々に信頼関係を築きました。総務担当へのご提案から始まり、最終的には役員に直接提案するところまで持ち込み、契約に結びつけることができました。大きな達成感が得られたことを覚えています。

この案件では、お客さまから売買のご相談をいただいたのではありません。我々の方で潜在的なニーズを探り出し、「複数の不動産を個別に売却するよりも、一括で当社にお任せいただいた方がメリットが多いですよ」という提案をしたわけです。こうしたアプローチ自体が、大きな決め手になりました。
不動産における法人ビジネスの醍醐味を実感できた案件でした。

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理系ならではの「仮説思考」を強みに

4年目に三菱UFJ信託銀行のグループ会社である三菱UFJ不動産販売株式会社に出向しました。これはより多くの不動産売買仲介実務経験を積むために自ら望んだ出向です。
三菱UFJ信託銀行グループ内で不動産仲介業務を行う企業は三菱UFJ信託銀行と三菱UFJ不動産販売の2社ありますが、主に企業を顧客とした高額物件を取扱う三菱UFJ信託銀行と、主に個人を顧客とした物件を取扱う三菱UFJ不動産販売、という「違い(基準)」があります。この「違い(基準)」により、それまでの私は高額物件を扱っていましたが、高額であるだけに、件数はさほど多くありませんでした。対して三菱UFJ不動産販売なら、1件あたりの金額は大きくなくても、数多くの物件に携われます。
不動産の取引では膨大な書類を作成しなくてはならず、そのスキルを身に付けるには“場数を踏む”ことが大切です。そう考えた私は、より多くの物件の取引を通じて実務力を磨きたいと考え、三菱UFJ不動産販売への出向を希望したわけです。キャリア開発において、個人のこうした思いをくみ取って背中を押してくれるのは、当社の素晴らしい点だと思っています。
出向中は望み通り多くの物件の売買に携わり、しっかりとスキルを磨くことができました。目の回るような忙しさもありましたが、確かな成長の実感が得られました。

2年半の出向を経て三菱UFJ信託銀行に戻った私は、現在の不動産営業1部に配属されました。ここは大手上場企業のお客さまをフォローするチームで、私は約30社を担当しています。
印象的な取引として、あるメーカーの生産拠点の集約・移転に伴う土地(拠点)の売却をお手伝いさせていただいたという案件があります。同社は無借金経営で融資取引もなく、三菱UFJ銀行との取引も希薄でしたが、移転地購入案件をきっかけにリレーションを構築。移転対象である拠点の売却相談をいただくことができました。1件の購入案件による実績で同社とのリレーション構築ができ、他の売却案件受託にも繋がった印象的な取引の一つです。
当該物件の売却益はお客さまにとって大きな収益につながることが想定され、それは当然企業の業績や経営に少なからぬ影響を及ぼすことになるでしょう。法人の不動産売買のやりがいは、そうしたこと(規模感の大きさ)にも感じられますし、「たった1件の仲介取引」で関係性を築くこともできるため、非常に大きな達成感に繋がります。

理系出身であるという私のバックグラウンドは、現在の仕事に大きく活かされていると感じます。
先ほどご紹介したエピソードでは、「お客さまは、複数の不動産の売却に手間がかかることに気づいていないのでは」という仮説のもとに、提案をスタートさせました。このように仮説を立て、検証するということを繰り返していく「仮説思考」は、理系出身者の強みの一つではないでしょうか。
お客さまにとって三菱UFJ信託銀行は数ある不動産仲介会社の一つ、つまりワン・オブ・ゼムに過ぎません。黙って待っていてもお客さまから相談を寄せられることはなく、こちらからドアノックしなくてはチャンスは生まれないのです。その際に必要なのが、「仮説思考」に基づいてシナリオを立て、そのシナリオに基づいて行動することです。
さらに、私がアプローチするのは総務部などの方ですが、売買の意思決定をされるのは経営陣です。つまり総務部の方には、私に代わって上層部に提案していただく必要があります。その際、筋道立ててお話しいただけるよう、ロジカルなストーリーをご用意しています。こうしたロジック立てが得意なのも、理系出身者の強みでしょう。

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充実のワークライフバランス

当たり前ですが、不動産には同じものは2つとありません。同じ取引もありません。ですから正解も、すべて違ってきます。そこが不動産取引の奥の深さであり、醍醐味です。売買成立という答えにたどり着くために、どうやって方程式を立てていくか、数学に似ていると感じることもあります。
常に新しいことを学べる仕事ですので、これからもずっと不動産仲介の仕事に取り組みたいと考えています。

当社は不動産会社ではなくて信託銀行ですので、お休みは土日です。ここは不動産業界とは大きく異なる点です。
「ライブウィーク」と呼ばれる、半年に一度、5日連続の休暇を取得できる制度もあるので、長期の旅行も楽しめます。
私には2歳の息子がいますが、生まれた際は育児休業を取得しました。現在、会社では子どもの生まれた男性社員に1ヵ月以上の育休取得が推奨されており、ワークライフバランスの面では非常に恵まれていると感じます。

「理系なのに不動産の営業?」と思われる方も多いかもしれません。しかし臆する必要はまったくないと思います。
学生時代、実験や研究に打ち込んだ経験をもつ人が多いでしょうから、そこで磨かれた集中力を、不動産売買のスキーム作りやお客さまへの提案活動に発揮してみませんか。理系ならではの「仮説思考」力を活かして、活躍していただけるはずです。

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