現場での気づきとDXを活用し、最適な「仕事のカタチ」を探す

現場での気づきとDXを活用し、最適な「仕事のカタチ」を探す

現場での気づきとDXを活用し、最適な「仕事のカタチ」を探す

このストーリーのポイント

  • 時代の変化に即応できる企業と考えアテナに就職
  • 業務改善には人のつながりというアナログ要素も大切
  • DX化は単なる効率化ではなく仕事全体を見直す契機

DXやITへの漠然とした興味は、株式会社アテナ入社により業務改善を進める意識へと昇華した。若手であっても意見や提案を歓迎する会社の雰囲気の中で成長。デジタルを活用して単に効率化を進めるのではなく、業務全体を見直していい仕事に繋げられないか−。現場での気づきを生かした業務改善について積極的に提案している。

PROFILE
株式会社アテナ

T・Y

デジタルBPOサービス部
2022年新卒入社

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文芸学部マスコミュニケーション学科卒。勉強とアルバイト中心の学生時代だった。4年間続けたコンビニのアルバイトでは、新商品の情報をキャッチすると、売れ行きを考えながら発注や売り場づくりを実践。卒業論文は好きなアーティストのSNSを分析し、実に3万字を超える大作を書き上げた。

時代の変化に対応する柔軟性を感じ入社

就職する企業選びの軸に据えたのは「時代の変化に対応する柔軟性」です。私たちの代は大学3年からコロナ禍になり、予測できない不安定な状況の社会になっても対応できる企業に進みたいと思っていました。また、一つのサービスに特化するのではなく複数のサービスを手掛け、経営の安定感を保っていることも重要と感じていました。変化に対応するという点から、最初はDXに取り組むIT企業がいいのかなと漠然と考えていました。新しいことを学ぶことも調べることも好きだったので、これからの時代を生きるスキルを身につけられたらいいなと思っていました。
アテナのことは、たまたま就職サイトで見つけました。IT企業ではないけれど社内でDXを進めていることを知りましたし、複数のサービスを提供できるという強みが将来の安定感につながることなどが、最終的に進路をアテナに絞り込む大きなポイントでした。また、面接が1次面接から個人面接の形式で人事担当の方とじっくり話ができました。柔らかい雰囲気の中、私の話をたくさん聞いてもらいましたし、どういう人を社員として迎えたいかも明確に伝わってきました。人を大切にする会社と感じたことも決め手になりました。

入社後は各部署を順に回る実地研修と、デジタルツールについて学ぶ研修を受けました。研修では、DXイコール何でもかんでもデジタル化するというわけではないと教えていただきました。DXやデジタルツールは作業を自動化して楽になるイメージがありますが、そうではなくて全体の業務の流れを見直す中で本当にDXが必要なところは自動化する。一方で自動化に頼らなくても業務改善を進められることはたくさんあります。最初から自動化や省力化ありきではなく、作業全体を見直す必要性を学びました。また、業務改善は一人で進めるものではなく、スキルを持つ先輩に相談したり、他部署を巻き込んだりして初めて成果を上げることができるとも学びました。デジタルと言っても、人と人のつながりというアナログな側面が業務改善実施には不可欠です。これらの意識は今も仕事をする上で強く意識しています。

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縁の下の力持ちとして企業を支える充実感

所属しているデジタルBPO(ビジネス・プロセス・アウトソーシング)サービス部は450人ほどのメンバーがいます。BPOはクライアントの業務効率化を進める仕事で、私は複数の案件やクライアントに対応するチームに在籍し、大手コーヒーチェーン事務局に関わる仕事などをしています。実際の事務局業務は契約社員や派遣社員の方が対応することが多く、社員は管理業務やクライアントとのやり取りがメインです。ほかにも各種抽選処理、キャンペーン申し込みなどのデータ編集を行っている案件もあります。

デジタルBPOサービス部が手掛ける業務はクライアントにとっての本業ではなく、専門外の業務です。そのためどんな作業をどういった手順でやっているかなどを打ち合わせで説明しても、クライアントにはなかなかイメージしてもらえず苦労することもあります。一方、一つ一つ丁寧に説明して理解していただけた時や、作業に対して感謝の言葉をいただいた時に、とてもやりがいを感じています。また、アテナで扱う案件は一つの部署だけで完結するものは少なく、複数の部署が連携して取り組んでいるものがほとんどです。そうして大きな案件や新しい案件が無事に終了したときには達成感を得られます。縁の下の力持ちというか、見えないところでクライアントの業務を支えている喜びがあります。

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配属直後から大きな案件、若手でも提案歓迎の雰囲気

今の部署に配属されてわずか2カ月のタイミングで、大きな案件を初めて手掛けることになりました。同期と先輩社員の3人で取り組んだプレミアム商品券のデータ処理でした。市民が商品券を申し込んだハガキのデータを入力して納品する業務でしたが、入力の仕様がなかなか固まりませんでした。専用のプログラムを組むため仕様を決めないと作業に入れないのですが、クライアントにイメージが伝わらず、お互いが考えている形に違いがあるように感じていました。ハガキが届く初日くらいにようやく入力の仕様が決定。入力作業はアテナだけではさばききれないくらいの大型案件だったので、外部の業者にも依頼して内容を説明したり問い合わせに応じたり、かなりバタバタしました。それでもなんとか終えることができて良かったです。

クライアントがこちらのシステムのイメージをつかめていなかった段階で、作業の流れやできること、できないことを先に理解してもらったほうがスムーズに進むだろうと思い、営業と相談。まず作業工程や全体像をこちらでわかりやすく文章にまとめ、それを元に営業がクライアントに説明してくれました。この手順を踏んだことで理解が進んだようで、やり取りがスムーズになった印象があります。クライアントにとっては専門外の業務だから分かりづらいことも多い、だからこそ丁寧にお伝えすることが大事だと、この経験から学びました。相手がわからないことを前提に言い回しや専門用語を言い換えたり、資料を用意して細かく説明したりすることに意識して取り組むようになりました。

クライアントに対してだけではなく、部内の作業に対しても新しい視点で積極的に改善に取り組むことができています。これまでに行った改善は、データ入力のフォーマット作成の自動化や、抽選処理の自動化・改善。また、業務改善をして終わりではありません。担当者がわかりやすいようにマニュアルを整備し直接レクチャーも日々実施しています。

DXやデジタルツールの研修で学んだことを活かし、配属直後から先輩方に「自動化できることや効率化できることはどんどんしてほしい」と頼りにしていただきました。もっとも私たちに対してだけではなく、全社的に誰に対しても「新しい視点に気づいたらどんどん提案して、改善に取り組んでほしい」という空気があります。ですから若手も自分の意見や考え方を発信しやすく、積極的に実践している印象があります。自身の成長を促してもらえる環境が備わっていると言えるのではないでしょうか。

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部署を超え困りごとに対応できる人材を増やしていきたい

今はBPOの業務に携わりながら、自分の部署の業務改善ポイントを探しています。まだまだ改善できる点が眠っていると思います。実際に現場の作業に関わっているからこそ気づける強みを活かしながら、これからも業務改善に取り組みたいと思っています。また、DXを生かした業務改善の実績が多く生まれていることから、これらを一段と推進すべきとの考え方は社内に浸透していると思います。ただ、実際行動に移すことに難しさを感じている人が多い印象を持っています。DXは単にデジタル化を進めるだけではなくデジタルツールを使って業務を見直すきっかけになりますので、業務の自動化や改善の意識をより広めるとともに、DX人材を増やすような活動も進めたいです。規模の大きな業務改善にも取り組んで行きたいですね。

他社では外部のベンダーがシステムを作って改善するケースが多いと思いますが、アテナは各事業部の現場に業務改善ができる人材がいます。配属される前から部署同士のつながりの強さについては聞いていましたが、実際配属されてから作業を見たり自分が取り組んだりしたことで、業務改善や効率化の難しさを理解し、また、効率化したときの利点もわかるようになりました。そのため、自分たちの業務範囲だけを考えるのではなく他部署で困っていることや、自分たちの範囲でもっとできることはないかなど、想像力を働かせることが大切だなと実感しています。さまざまな人の意見を聞きながらクライアントに対しても自社に対しても、最適な仕事のカタチを導ける、そんな人を目指したいです。

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