子育てと仕事を無理なく両立。働くママが輝く、BDという仕事。

子育てと仕事を無理なく両立。働くママが輝く、BDという仕事。

子育てと仕事を無理なく両立。
働くママが輝く、BDという仕事。

このストーリーのポイント

  • 10年以上続けたMR職(医薬情報担当者)を辞し、故郷に帰ってEPLinkへ
  • 子育て中の同僚が多い環境だから、無理せず働ける
  • 人の健康に携わる仕事のやりがいを実感

子育てに両親のサポートを必要とするため、転勤が少ないという点は会社選びの大きなポイントとなった。製薬会社からの依頼で、治験にご協力いただける医療機関の選定支援や、治験の進捗をサポートするのがBD(施設渉外担当者)。MR時代の経験を活かして、BDとして順調なスタートを切る。一つひとつ、着実に経験を重ねて成長していきたいと考えている。

PROFILE
株式会社EPLink

S.O

大宮支店サイトマネジメント課BDグループ
2022年入社(中途)

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大学院 農学研究科農学生命科学専攻修了。仙台市在住。製薬会社MR、医療系団体職員を経てEPLinkに入社。6歳の男の子のママ。近くに住む両親のサポートも受けながら、仕事と子育てを両立させている。

30代で人生の大きな決断を下す

小学校の頃から人の健康に携わる仕事をしたいと思っていました。最初はお医者さんになることをイメージし、動物が好きなので獣医もいいかなと考えていましたが、いざ進学を考える頃には、薬に関する仕事に興味を持つようになりました。
大学院では応用昆虫学研究室に所属して研究生活を送りましたが、就職に際しては研究職よりももっと医療の現場に近いところで働きたいと考え、製薬会社のMRの道を選びました。

MR歴は長く、10年半働きました。多くのドクターと接することでたくさんのことを教わり、常に勉強を続けた10年だったと思います。その会社自体も、MRという仕事も、大好きでした。
退職をすることになったのは、仙台で暮らす両親の近くに生活の基盤を置きたいと考えたからでした。MRとして静岡や名古屋、岐阜で働く中、歳を重ねた両親に何かあってもすぐには駆けつけられない、という懸念はいつも頭の中にありました。そのままにしておくわけにはいかない、という思いが強くなってきたのです。加えて、子育てにおいても両親が近くに住んでいれば、何かあった時に手を借りることができる、という事情もありました。
逡巡しましたが、結局私は息子の手を引いて仙台に帰る道を選択。人生の大きな決断をしました。そしてせっかくなら心機一転、新しいことに挑戦したいという思いも抱いていました。

転職に際して考えた最も大切な条件が、転勤の可能性が少ないということでした。両親の近くで暮らすために帰ってきたので、これは絶対に譲れませんでした。反対に給与面等の待遇については、さほどこだわりはありませんでした。
MR時代を通じて磨いてきた医療関係者とのコミュニケーションスキルや、医療現場についての知識は私の強みだと自負していましたし、常に勉強することを厭わない点もアピールポイントだと思っていました。こうしたことを考えて転職活動を行い、医療系団体職員を経て入社したのがEPLinkでした。

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フランクな社風と社員のパッションに惹かれて

新薬開発に関わる治験業界に関心はありましたし、EPLinkという会社も存在は知っていました。しかしながら、転職活動中はそれほど志望度は高くなく、製薬業界に戻ってもう一度MRとして働くのもいいかもと考えていました。正直に言えば、一応受けるだけ受けてみようという程度の思いで、EPLinkの面接を受けたのです。
当時はコロナ禍でしたので、オンライン面接でした。しかしオンライン上であってもEPLinkの雰囲気の良さは十分に伝わってきました。まさに今の私の上司が面接官だったのですが、フランクに話してくれる一方で、患者様に新しい薬を届けるということに対して、熱い思いを語ってくれました。人の健康に関わる仕事がしたいと考えていた小学生時代の私の心が、呼び起こされたような気がしました。
こうした面接を通じてEPLinkに対する志望度は一気に高まり、入社を決意しました。

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入社後、e-ラーニングによる2週間の研修がありました。基礎的なことが中心の研修で、治験のルールであるGCP(Good Clinical Practice)や、CRC(治験コーディネーター)、BDの業務内容などを学びました。本当に基礎的な内容から始まる研修内容だったのですが、知らなかったことも多く、新社会人の頃のワクワク感にも似た気持ちも感じつつ、じっくりと学びました。
その後、先輩に同行して様々な医療機関を訪問。私より若いけれど経験豊富なBDの先輩が、訪問を重ねながら仕事の様子を見せてくれました。

その中では医療機関の新規開拓も経験しましたが、そこで感じたのは、決して簡単な仕事ではない、ということです。医療機関を訪ねて「EPLinkです」と名乗ってもピンとこない受付の方が多く、ドクターとの面会を希望しても「先生は今忙しいので」と断られることがほとんどでした。会社案内をお渡しして「治験にご興味がありましたらご連絡ください」と伝えても、ご連絡をいただけることはめったにありません。想像していたより壁は厚いなと思ったものです。
一方で、MR時代にも面談がうまくいかないことはありましたし、こんなものだろうとも思いました。精神的なダメージはなく、断られるところから仕事が始まると思い、あまり気にせず訪問を続けました。

入社3ヵ月目から徐々に1人で行動するようになりました。先輩から担当医療機関を引き継いだのですが、一度に全部引き継ぐと大変だということで、少しずつ進めていただき、細かな気づかいが嬉しかったことを覚えています。
担当医療機関は大学病院からクリニックまで様々で、エリアは宮城県と山形県。全部で20施設ほどです。2県にまたがるのでエリアとしては広いのですが、担当施設が点在しているので、数としてはそれほど多くありません。

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病に苦しむ子どもたちへの思い

MRとして医療機関を訪問していた頃と大きく違うのは、一日の訪問数です。BDの面会のアポイントは多くても一日に3件ほど。というのも、1訪問あたりの所要時間は、長い時には2時間以上になることもあります。場合によっては、予想外に長引くケースもあるため、1日のアポイント数は限られてきます。
BDが面会するのはドクターばかりではなく、治験の依頼元である製薬会社の担当者や臨床開発モニター、検査室の臨床検査技師、薬剤管理を担当される薬剤師、事務長など、たくさんの人と接することになります。治験を行うために必要な設備が整っていない場合は、その準備・調整を行うのもBDの仕事になります。
そのため、治験を依頼されてから契約締結に至るまでに慌ただしく動くことも多く、こうした働き方がMR時代との大きな違いだと感じています。

印象的だったのは、10年前に治験が途中でストップしてしまい、それ以降、治験が実施されていなかった医療機関からお声をかけていただいたことです。ドクターやスタッフはほとんど入れ替わっており、製薬会社から医療機関へ直接治験実施の打診があった際に、院内の薬剤部から「EPLinkに支援してもらおう」という声が上がり、ご相談をいただきました。新規開拓ではなかったものの、こうした繋がりで新たな案件に結びつくこともあるということを学びました。
人脈は重要です。特にドクター同士の繋がりは、治験に携わっているドクターが別のドクターに治験の話をし、その中でEPLinkも紹介してくれる、ということもあります。同じ山形県を担当されている先輩は、こうした人脈づくりがとてもうまいので、ぜひ学びたいと思っています。

BDは営業ですから、治験依頼者である製薬会社へ当社の提携医療機関をアピールし、治験を受託することができたときにやりがいを感じます。日々努力を積み重ね、目標をクリアしていく達成感が味わえます。
ただ私の場合はそれ以上に、患者様への貢献ということに一番のやりがいを感じています。特に子どもの希少疾患の薬剤についての治験では、自分自身も子育てをする母親であるため、気持ちが入ります。難しい病気に苦しむ子どもたちのために一日でも早く薬を届けたい、そのためにも早く治験を進めなくてはと思うのです。小児専門病院を担当しているので、その都度、少しでも子どもたちの役に立てればという気持ちになります。

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困った時は”お互い様”の精神で

子どもを預けているこども園が19時過ぎまで見てくれているおかげで、私はフルタイムで働いています。仕事が遅くなるときは両親にお迎えをお願いすることもありますが、私としては無理なく仕事と子育てを両立できていると思っています。 どうしても早く帰らなくてはならない日は、夕方にアポイントを入れない等、周囲の理解やサポートを受けながら仕事の段取りを調整することもでき、子育てしながら働くには恵まれた環境だと感じています。

当社には私のように子育てをしながら働く社員が多く、突然の呼び出しで早くお迎えに行かなくてはならないというときや、子どもの体調不良でお休みをいただくときも、お互い様の精神でサポートしてくれ、精神的な負担を感じることもありません。かといってお互いに踏み込みすぎることもなく、心地よい距離感で良い関係性を築くことができています。こうした面も含めて、EPLinkは非常に働きやすい会社だと感じています。

EPLinkに入社し、BDという新しい仕事に挑戦して1年が過ぎました。まだまだ未熟で、毎日新しいことに出会い、その都度勉強している段階です。一人前なんてとんでもない。上司や先輩に相談し、教えてもらいながら少しずつ歩みを進めているというのが実感です。

とはいえ、さすがに3年目には自立していたいと思いますし、ドクターはもちろんのこと、社内のCRCからも頼りにされるBDになろうと考えています。それにはやはり経験を積んでいく以外に道はないと思うので、ドクターとの関係づくりを含めて、さらに努力を重ねていきます。
改めてEPLinkを選んでよかったと思うのは、治験を通じて薬の開発に携われるということです。子どもの頃からずっと考えてきた、人の健康を支える仕事に関われていることに、大きな喜びを感じています。

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EPLinkについて詳しく知りたい方はこちら

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