「管理栄養士」から「CRC(治験コーディネーター)」へ。仕事のやりがいとプライベートの充実を実感。

「管理栄養士」から「CRC(治験コーディネーター)」へ。仕事のやりがいとプライベートの充実を実感。

「管理栄養士」から「CRC(治験コーディネーター)」へ。
仕事のやりがいとプライベートの充実を実感。

このストーリーのポイント

  • ワークライフバランスが整いやすい環境に惹かれて管理栄養士からCRCに
  • 未経験でも丁寧なOJTで無理なく業務を学んでいける
  • 新薬の開発に携われる喜びを実感

ワークライフバランスを充実させたいと願い、CRCへとキャリアチェンジ。基礎から学ぶことで専門知識も無理なく吸収できた。趣味の旅行を満喫しながら、新薬開発に貢献できるやりがいを感じている。

PROFILE
株式会社EPLink

A.M.

大宮支店
2022年入社(中途)
4年制大学 家政学部食物学科
管理栄養士専攻卒

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埼玉県出身。新卒で埼玉県内の総合病院に勤務し、管理栄養士として給食の献立作成や患者さんへの栄養指導などに携わる。6年間勤務した後、新たな道へ進もうとCRCを志し、EPLink・大宮支店に入社。さいたま市内の病院に配属され、CRC業務を担当する。

管理栄養士として6年

管理栄養士を目指したのは、食べることが好きという理由が出発点でした。好きなことに携りながら、資格を活かして仕事もできるという点で興味を持ち、大学は管理栄養士専攻に進み、管理栄養士資格を取得しました。

卒業後は埼玉県内の病院に入職し、管理栄養士として患者さん向けの献立の作成や栄養指導などを行いました。患者さんに喜んでいただけるメニューを作るために頭を悩ませることもありましたが、患者さんと親しくなるにつれて、どうしたら満足してもらえるメニューになるか、直接リクエストを聞いて献立の改良を重ねることに面白みも感じていました。

管理栄養士として働いたのは約6年間。長く働く中で他の仕事でも自分を試してみたいという思いがだんだんと強くなり、具体的に転職を考えるようになりました。そうした中で見つけたのがEPLinkのCRCという仕事でした。
もちろん当時はCRCのことは何も知りませんでしたが、ホームページを見て、「新薬の開発に携われる仕事」という点に強く惹かれました。新薬開発なんて相当の専門知識がなければできない仕事だと思っていましたが、調べていくうちに自分でもCRCとして活躍できる可能性があることを知り、興味を持ちました。
私の祖母ががんで入院した際、病院で承認されたばかりの薬を投与してもらったところ、症状が改善されたことが印象に残っていたことも、応募に踏み切った決め手の一つでもあります。

また、EPLinkでの働き方にも魅力を感じていました。管理栄養士時代は友人と休みを合わせるのが難しかったのですが、EPLinkでは担当施設にはよるものの、土日に休むこともでき、リフレッシュ休暇も取得できます。福利厚生制度が整っていることはもちろん、ワークライフバランスが整い、給与水準が前職よりも高かったことも、決め手となりました。
CRCという仕事は私にとって全く未知の分野ではあったものの、新しいことに挑戦できる喜びが大きく、不安はありませんでした。

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先輩のもとで無理なく学ぶ

入社後、約1ヵ月の研修がありました。CRCの業務で使う用語や仕事の内容などについて、動画を視聴しながら詳しく学びました。テキストだけでは理解が難しい内容も、動画のおかげでスムーズに頭に入ってきた気がします。
また、前職では紙を使った連絡が中心で、メールでのコミュニケーションスキルを学ぶ機会がなかったため、メールの書き方なども含め、ビジネススキルを学べる機会があったことも、後になって大変役立ちました。
当時同じ支店に入社した同期は3人。彼女たちとは今でも連絡を取り合い、一緒にご飯を食べに行くこともあります。頑張っている姿に励まされることも多く、中途入社でも同期の仲間がいるのは心強いと感じます。
研修後は、さいたま市内の病院に配属されました。EPLinkのCRCはチームを組んで業務を進めており、就業場所はほぼ担当病院内となります。私が配属された病院に常駐しているEPLinkのCRCは3人。私が一番の若輩者で、先輩2人は、キャリア10年前後のベテランでした。
何を質問しても丁寧に教えてくれる先輩のもと、様々な領域の治験を実施している病院でCRCとしてスタートを切れることに、期待を膨らませていました。

最初は先輩に同行して仕事を覚えていきました。
CRCは治験にご協力いただく患者さんに治験の内容を説明したり、検査・診察に同行し、患者さんのフォローを行います。また、患者さんだけではなく、治験に協力していただく医師や看護師、臨床検査技師など、院内の様々な職種の方ともコミュニケーションを取る必要があります。想定外の出来事も多く、(例えば薬を飲まずに来院してほしいとお願いした患者さんがついうっかり服薬してしまっていたり、体調が思わしくなく必要な検査が実施できない可能性のある患者さんがいたり。)そういった時にはCRA(臨床開発モニター)に連絡を取って、対応を考えなくてはなりません。
先輩はこうしたイレギュラーな業務でも実にスマートに進めていて、どんな状況でもあわてず冷静沈着で、ミスすることなく対応しています。その様子を見て私は「自分にもできるかな」と不安に思うと同時に、「先輩みたいになりたい」という気持ちを強く持ちしました。

3ヵ月目には先輩のもとを離れ、自分1人で業務を任されるようになりました。
最初に担当したのはRSウイルス抗体薬の治験です。患者さんにお伝えすべき内容を医師と相談したり、ご来院された患者さんの検査や診察にも同席し、医師や看護師の方々にご対応いただく事項を確認しながら、適性なデータを収集するためのフォローを行いました。
前の晩はドキドキしてなかなか寝付けなかったほど緊張していたものの、初めての仕事は30分ほどで終了。3時間はかかったんじゃないかと思えるぐらい、どっと疲れました。
ただ、経験を重ねるにつれて業務にも慣れていき、本来の私の持ち味である物怖じしないところも活かせるようになり、初めて一緒に業務を行う医師や看護師とも落ち着いて話せるようにもなりました。
病院内では白衣を着ていますので、患者さんは私たちCRCも病院関係者だと思って接してくださいます。自分の立ち振る舞いが病院のイメージにつながるので、言葉づかいや態度には十分に気をつけなくてはなりません。業務に慣れていく中で、そんなことを考える余裕も生まれてきました。

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新薬の上市を楽しみにしながら

入社して10ヵ月目、初めて自分がメイン担当者として治験を動かすことになった時のことは、今も印象に残っています。CRAと治験の方向性や諸々調整して資料を作成したり、病院の医師や薬剤師にその内容を説明して運用フローを決めたりと、先輩から業務を引き継ぎながら私がメインで進めていくことになりました。
責任ある仕事を任されたことは嬉しかったですが、担当した治験は、通常よりも短い期間で進めなくてはならなかったこともあり、果たして自分にもできるか、不安はありました。しかし、新人の頃から私の業務を見ていた上司は、そろそろこのあたりでちょっと背伸びをさせて成長を促そうと思ったのでしょう。その期待は、とても嬉しいことでした。

治験に際しては様々な書類が発生し、その作成や管理もCRCの重要な仕事の一つです。難しいのは病院によって文書作成におけるルールが異なることで、院内の治験審査委員会に諮る上で、そのルールに適応した文書を正確かつ効率的に作成することが求められます。
患者さんに治験への協力をお願いするのは医師ですが、その際のサポートもCRCの仕事です。治験に不安を抱く患者さんも少なくないので、参加いただける患者さんが集まらないこともあります。この時は短い期間の治験だったため、なかなか患者さんが集まらないことに、大きな焦りを感じました。
結果として幸いにも予定通りに治験を始めることができ、今は終了報告書の作成に向けて結果を待っているところです。報告書の作成をもってCRCの仕事は一区切りとなります。

達成感ということになると、治験を担当した新薬が上市された時になるのでしょうか。祖母が新しいお薬によって体調を取り戻したように、私が治験を担当した新薬が上市され患者さんに投与されることを思うと、CRCという仕事の重み、やりがいを改めて感じます。
その日に期待し、今は目の前の業務一つひとつに集中して着実に前へ進んでいきたいと思っています。

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CRCに転身してよかった

今の目標は、職場はもちろん、患者さんや医師、看護師、臨床検査技師など、誰からも信頼してもらえるCRCになることです。それにはまだまだ専門知識が足りないことを自覚しており、勉強の毎日です。空いている時間を見つけて資料を読み込んだり、その中に知らない言葉があったらすぐに調べたりなど、一つずつ、知識を身につけているところです。

ライフイベントを経ても、仕事は続けていきたいと考えています。チームの中では1人ひとりが主担当として治験のコーディネートを行っていますが、互いに情報共有することで、誰かが急に抜けてもすぐに連携しフォローできる体制となっています。こうした連携が自然にできるので、子育てをしながらでもCRCとしての業務は続けていけると感じています。スーパーフレックスタイム制で、出勤・退勤の時間を調整できることも、子育てと両立する上でとても助かるのではないでしょうか。

入社前に期待していた通り、充実したワークライフバランスを実現できていること、新しいことに挑戦し続けられる環境に身を置けているので、CRCに転身して本当によかったと、改めて噛みしめています。

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