大好きなJINSを、世界のJINSに。そんなビジョンの共有が原動力になる。

大好きなJINSを、世界のJINSに。そんなビジョンの共有が原動力になる。

このストーリーのポイント

  • 高校時代に初めて入ったJINSの店舗で衝撃を受ける
  • 顧客志向への想いを共有することで自らも成長し続けたストアディレクター時代
  • 中国・上海で、JINSのグローバル戦略の先頭を走る

高校時代からの“JINS愛”を胸に、今、中国でグローバル戦略を牽引する。心がけてきたのは、仲間たちと常に想いを共有すること。志が同じ仲間を増やしていくことが、企業としての成長につながると信じている。

-profile-

市川 悠介

株式会社ジンズ

中国/香港事業本部

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2009年入社。群馬県出身。高校時代に友人の紹介でJINSの店舗に足を踏み入れて以来、大のJINSファン。店舗クリエイター、ストアディレクター、九州地区のエリアディレクターを経て、2016年から中国・上海在住。

JINSへの憧れと、自分ならではの接客スキルを武器に

JINSとの出会いは衝撃的でした。
高校時代、友人のメガネを「かっこいいね」と褒めたら、教えてくれたのがJINS前橋店でした。そこは私がそれまで知っていた“メガネ店”とはまったく違う佇まいの、カフェとの併合ショップで、どこかワクワクする、とてもおしゃれなお店だったのを今も覚えています。お店のスタッフはメガネと合わせたとても個性的なファッションで、いざ接客となると親身に元気よく接客してくれて測定もとても丁寧でした。そんなスタッフの姿が高校生の時の私にとってたまらなくカッコよくてJINSのファンになりました!

学生時代で思い出に残っているのは、レストランでのアルバイトです。料理長が曲がったことの嫌いな男気ある人で、簡単に答えを教えず本人に気付かせる厳しい人でした。最初の1年はよく怒られ「帰れ!」と怒鳴られたこともありました。
私は「辞めるのはいつでもできるから」と腹をくくり、なぜ自分が怒られるのかを振り返って「お客さまは何を望んでいて、キッチンでチーフは何を求めているのか」ととことん考えて過ごすようにしました。
そうすると次第にスムーズに動けるようになり、気持ちに余裕ができてお客さまのために目を向けられるようになったのです。卒業間近にはあるお客さまから「いつも気遣ってくれてありがとう」というお手紙もいただきました。泣きそうになるほど、嬉しい手紙でした。チーフに「本心では店に残って欲しいけど、自分の道で頑張って欲しい」と送り出していただけたのは嬉しい思い出です。

高校でのJINSとの衝撃的な出会いに、大学で磨いたサービスのスキル。この2つのはっきりした軸があったので、就職活動では早くからJINSが第一志望でした。
覚えているのは、高崎店のバックヤードでエリアディレクター、ストアディレクターと話をさせてもらったことです。2人ともイキイキしていて、輝いて見えました。大きなやりがいをもって働いていることが伝わってきて、自分もこんなふうになりたいと強く思ったものです。その決心が、JINSへ入社する私の背中を押してくれました。

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対話を重ね、同じ想いをもつ仲間を増やしていく

入社当時のJINSは業績が低迷していた時期。社内はピリピリした空気だったことを覚えています。そんな中、群馬の伊勢崎店のクリエイターとしてスタート。3年目にはストアディレクターに昇格し、その後4年間で10店舗を経験しました。
特に記憶に残っているのはストアディレクター昇格前に配属された名古屋徳重店です。ここでは1日の売上がなんとゼロ円だったこともあるほど、業績の低迷が続きました。立て直しのために考えたのは、まず、お客さまを迎える準備。挨拶、店内清掃、品揃え、陳列構成。在庫を確保し、選びやすく、いつでも欲しいものがある環境を作る。そして1本のメガネ、1人ひとりのお客さまをとことん大切にすることでした。その基本を徹底することが最も重要だと考えたのです。
クリエイターとはこの思いを共有し、同じ志の仲間を増やしていきました。志とは、より多くのお客さまにご満足いただき、CS(顧客満足度)でトップを取りたいという気持ち。そんな仲間が増えていくにつれて、売上も次第に伸びていきました。“想い”を共有することの大切さを学べたと思います。

5年目にエリアディレクターに昇格し、九州エリアを統括する立場になりました。ここでも私は上司部下の関係ではなく、同じチームで同じ志を共有する仲間を増やしていきたいとの思いで仕事に取り組みました。そのために行ったのが面談です。
九州エリアは当時7店舗。クリエイターは全部で90人近くいました。私はその1人ひとりと向き合い、二度、三度と面談を重ねていったのです。それによって仲間としての信頼関係を築き、成長に向けた志を共有していきました。地道な繰り返しでしたが、それ以外に道はなかったと思います。
当時は福岡に暮らしていましたが、九州中を飛び回っていたので1週間のホテル暮らしも珍しくありませんでした。しかし学生時代から、自ら忙しく動き回る仕事がしたいと考えていたので、少しも苦痛ではなかったです。毎日がとても充実していました。

エリアディレクター時代に遭遇したのが熊本地震です。被災した店舗の立て直しに奔走し、ようやく落ち着いた頃、慰労のために当時の事業部長、ブロックディレクターと食事する機会がありました。その席で私のキャリアについて話す機会があり、「新しい挑戦を今後したいのですが」と口にしたところ「じゃあ、海外はどうだろう」という提案をいただいたのです。
当時、私の心のどこかに「このままでは成長が止まってしまうのでは。新しい仕事がしたい」という思いがありました。
数日後に改めて中国赴任についてのお話をいただき、このチャンスを私なりに考え、3日後には「行きます」と返事をしました。
いわば直談判して新たなチャレンジの場を求めたわけです。
現在JINSには「キャリアチャレンジ制度」があり、自ら手を挙げて新しい目標に挑戦する機会をつかむことができます。主体的に未来に挑もうとする社員を後押ししてくれる姿勢は、JINSに普遍のものです。

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上海の仲間たちと進めるグローバル戦略

中国への異動が決まってから急ピッチで話は進み、1ヵ月後には中国・上海に赴任することになりました。大急ぎで海外渡航の予防接種を済ませるなど、慌ただしい毎日でした。
私に課せられたミッションは調達チームリーダーとして部をまとめることでした。日本の調達・レンズチームと連携を取りながら、中国JINS店舗で使用されるレンズ・備品・パーツ・制服などを調達・管理するという業務です。私の業務ではQCD(Quality品質, Cost価格, Delivery納期)にポイントを置いて、現地のレンズメーカーや備品会社から適切な量を調達します。また、メーカーにないものであればレンズや備品の新製品開発も行います。グローバルに展開しているJINSにとって、経済成長が著しい中国は有望市場。ここで消費者に確実にJINS製品をお届けするために、調達の仕事に課せられた使命は重要なものでした。

例えば製品の製造に使われる材料を勝手に変えられてしまうということが、現地ではよく起こります。そういった事態を防ぐために、調達先の工場に行き生産工程確認や検査を定期的におこなうことがとても大切です。
彼らも悪気があってのことではなく、Face to Faceでじっくり話せばこちらの考えをわかってくれますし、品質に対する我々の姿勢をリスペクトしてもくれます。
“JINSの視線は世界の市場に向いており、中国の工場には世界戦略のパートナーになって欲しいと考えている。そのために生産現場のさらなるレベルアップをJINSと共に努力し目指してほしい──”。そんな思いを伝えると彼らもわかってくれ、一緒に世界を目指そうと手を差し出してくれました。日本を離れても、想いを共有することで志を同じくする仲間を増やしていこうとする姿勢に変わりはありません。

上海に赴任当初は、中国人クリエイターとの間のギャップも感じました。しかし今では思いを共有できるようになったと感じています。
私が大切にしているのは、目的や目標。「何のためにそれをやるのか考えるように」と常日頃から口にしています。すると次第に現地クリエイター達も「目的はこれです」と言うようになったし、自らの意志で報告会議や課題改善を行えるようになりました。こういったクリエイターの成長する姿を目の当たりにするのは、やはりたまらなく嬉しいものです。
今ではクリエイターに「アジアの他の国にJINSが出店するときは、ぜひそこで一緒に活躍することをイメージして欲しい」と伝えています。

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挑戦する人材には必ず誰かが手を差し伸べてくれる

自ら望んだ海外赴任のチャンスをいただけたように、JINSには挑戦する人材に対してその希望を叶えさせてあげようと、周囲が手を差し伸べてくれるカルチャーがあります。また仲間のために自分の時間を使うことに喜びを感じる人ばかりです。先輩方のそうした背中を見ていることで、後輩も自然にそんな思いを共有するようになっていくのでしょう。
礼儀正しく、挨拶を大切にする社風も、心地よいものです。

当面の私の目標は私にしかできない仕事にチャレンジし続けることです。現地クリエイターの成長に力を尽くし、JINSの海外戦略の核となる人材を輩出すること。“JINSの志”を強く持った人材を育てていきたいと思います。

高校生で衝撃の出会いをして以来、私はJINSが大好きです。
そんな大好きなJINSが世界中の人に愛されるようになっていくのは本当に嬉しいし、日本ならではの高いクオリティのサービスが広がっていくことも誇らしいです。
こんな私の想いに共感していただけたら嬉しいです。一緒に世界No.1ブランドを目指そうと力を発揮してくれる方をお待ちしています。

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