世界へ誇る、日本のものづくり。その一員としての実感が醍醐味に。

世界へ誇る、日本のものづくり。その一員としての実感が醍醐味に。

世界へ誇る、日本のものづくり。
その一員としての実感が醍醐味に。

このストーリーのポイント

  • ジムニーへの愛を語る社員に感動してスズキへ
  • 若手のうちから大役を任され、成長を続ける
  • 文系でありながらものづくりに携われる喜び

海外生活で実感した、日本のものづくりの素晴らしさ。今度はそれを伝える立場になりたいとスズキに入社する。これから目指すのは海外駐在。子育てとの両立にもチャレンジしたい。

PROFILE
スズキ株式会社

細江 佑希子

四輪欧州部欧州営業第一グループ

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2011年入社。国際教養学部卒。幼少期を海外で過ごす。若手のうちから責任ある仕事を任せてもらえる環境に惹かれてスズキに入社。人事部、海外部品営業部、四輪営業企画部を経て2021年4月より現職。

ジムニーへの、あふれんばかりのパッション

8歳から17歳まで、アメリカで過ごしました。サウスカロライナ州というところです。
周囲には日本車に乗っている人が非常に多く、「日本車は壊れないし、品質がいい」と話しているのを聞くと、私も誇らしく思いました。また、学校で日本製のシャープペンシルを使っていると、友達が「凄い」「格好いい」と驚きの声を上げたものでした。こうした体験から私は日本製品の品質やブランド力を実感し、日本の製品・技術を世界に届ける仕事がしたいと思うようになりました。

日本に帰国して大学に入学。その後、就職活動の時期を迎えて頭に浮かんだのは、エンジニアだった父の影響もあると思うのですが、日本のメーカーに入社して製品を海外に届けたいということでした。日本のものづくりの代表は、やはり自動車です。そこで私は自動車メーカーを中心に就職活動を進めることにしました。

スズキは、それらの中の1社でした。印象的だったのは会社説明会で、人事担当者が自分の好きなクルマについて熱く語る姿です。私はジムニーについて名前しか知らなかったのですが、こんなにもパッションを持って自社のクルマについて語れるなんて凄いと驚きました。
また、スズキは少数精鋭の会社で、若手の頃から大きな仕事を任されることが多く、海外出張や駐在の機会も多いとのことでした。
こうしたことに惹かれ、私はスズキへの入社を決めました。

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欧州に名前と顔を売る

スズキの、若手にチャレンジさせる風土を実感したのは入社3年目のことです。
ジュネーブで欧州販売代理店の社長や責任者を100名ほど招待して国際会議が開かれることになり、その全体運営、司会、一部プレゼンを任されることになったのです。準備期間は短く、マニュアルもありません。3年目の私がやっていいのだろうかと思いましたが、とにかく参加してくださる皆さんにご満足いただきたいとの気持ちで取り組みました。
参加者の調整から、会議室の準備、名札、席次、司会原稿等の用意、プレゼン作成、ランチやディナーに際しての食事制限把握など、決めること・やることが山のようにあり、先輩や上司にアドバイスをもらいながら進め、何とか会議は無事に終えることができました。おかげで段取り力や調整力はだいぶ鍛えられたと思います。何よりも100名以上の参加者の前で司会やプレゼンをしたことで、度胸は相当つきました。

その後、パリやフランクフルトなど、欧州各地で計4回の会議の運営・司会を担当し、各欧州代理店の社長や責任者の方にも私のことを覚えてもらえました。今も「あのとき、司会をしていたユキコだよね」と言っていただくことがあり、欧州に私の顔と名前が売れたんだという実感があります。
スズキには “挑戦させて育てる”というカルチャーがあります。ちょっと高い山であっても挑戦させれば絶対に乗り越えられるはずだし、仮に失敗したとしても次の挑戦への踏み台になるはずだというポジティブな考え方が根づいているのでしょう。こうしたカルチャーこそ、私が求めていたものでした。

入社6年目、四輪営業企画部に異動し、新商品の商品説明冊子や販促資材、ローンチイベント企画/運営などに携わることになりました。ここで私が担当することになったのが新型ジムニーです。
欧州の販売代理店向けの商品説明冊子を作成するにあたっては、構造や技術用語の知識がまったく追いつかず苦労しました。例えばステアリングは現在主流となっているラック&ピニオン式と旧式とされるボール&ナット式がありますが、ジムニーは後者を採用しています。その説明を聞いた当時のメモには「ボール?ラック?」と書いてあり、後で必死に調べた記憶があります。ことあるごとに設計フロアに足を運んで各担当を質問攻めにしましたが、「どうして何も知らない人が担当に?」と思われたに違いありません。しかしどの設計担当者も辛抱強く教えてくれ、スズキで働く人の温かさを感じました。そしてジムニーを知るほど「この素晴らしい技術が搭載された新型ジムニーを絶対に世界に届けたい」と感じました。
新型ジムニー発売後、アフリカへ出張に行った時、現地社員の方から「あの商品説明冊子、擦り切れるほど読み込んだよ。設計者の情熱が伝わった」と言っていただきました。そして現地の工芸品として作ってくれたジムニーの模型を私にプレゼントしてくださいました。その模型は今も会社の机に置いてあります。

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市場の声を、ものづくりに反映させる

現在私は四輪欧州部に所属し、デンマークやイタリア含む複数の国を担当しています。業務としては、新モデル導入検討、海外販売代理店との販売価格交渉、販売計画立案、市場調査、新モデル発表会やイベント等の運営支援などを行っています。基本はメールやウェブベースですが、現地販売代理店も訪問し、直接価格交渉を行ったり市場調査を行ったりしています。
実際に市場でどんなクルマが走っているのか、お客様はスズキの車をどう思っているのかといったことは、直接見て聞くのが一番です。
例えば欧州と言えばEV先進地域のイメージがあり、実際デンマークでは普及が進んでいるものの、イタリアではさっぱり盛り上がっていません。そんなことを肌で感じるのも、大切です。

市場を訪問して感じ取ったことは、企画や設計の部門にフィードバックします。いずれそうした声が反映された車が開発され、市場に投入されるでしょう。実際に現在私が担当している市場調査の結果は、新たなクルマの開発に組み込まれる予定です。
以前手がけていた商品説明冊子の制作がものづくりの下流の仕事であるならば、市場調査は上流の仕事に相当します。このようにものづくりの上流から下流までトータルに携われることは、完成車メーカーに勤める醍醐味の一つです。

もちろん私は技術者ではなく、直接、開発や設計をしているわけではありません。しかし商品説明冊子の制作や市場調査といった仕事を通じて、間違いなくクルマづくりに参加しているという実感はあります。
入社前の説明会でジムニーへの“愛”を熱く語った社員のように、私もスズキの車に対しては熱い思いを抱いています。自分も一員としてものづくりに携わったスズキのクルマが世界で走っていることを思うと、誇らしいです。

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チャレンジ精神を持ち続ける

入社7年目に結婚しました。もうすぐ最初の子どもが誕生する予定です。
今は産休・育休によってキャリアが一時的に途切れることに対して少し不安です。もちろん復職するつもりではあるものの、浦島太郎状態になってしまうのではないかと。育児によって仕事は時間的な制約を受けることもあるかもしれません。
ただ、子育て中も家族に協力してもらい、自分の目で市場を見るために海外出張には行きたいですし、駐在にだって挑戦したいと思っています。
実は最近までは子どもができたら仕事との両立なんてとても無理と思っていました。しかし友人から教えてもらった、ある経営者の「多くの女性は家庭を持ち、子供が欲しいと思った瞬間、その瞬間に両立できるか天秤にかけ、無意識のうちに手を上げるのを辞める。責任がある仕事を遠ざけようとし、一歩下がってしまう」という言葉に、私は挑戦もしないで自ら限界を決めていたことに気づかされたのです。
きっと私と同じように無意識のうちに自分に制限をかけている女性もいると思うので、私自身がロールモデルとなって道を開いていくことがこれからの目標です。

スズキはやる気さえあれば何でもチャレンジさせてもらえる会社だと思います。設計に活かしたいからと、技術職で入社したにも関わらず国内の営業職を経験した同期もいますし、国内営業で入社した後に海外営業に異動し、今では駐在をしている社員もいます。スズキは従来の四輪、二輪、船外機だけではなく、様々なモビリティや移動インフラに挑戦しようとしており、それが社員の挑戦を歓迎する風土に結びついているのかなと思います。

アットホームな雰囲気も魅力です。社員同士の結束力や一体感があり、部署を超えての関係性も強いと思います。商品説明冊子のエピソードでお話ししたように、「よい商品をお客様に届ける」という同じ目標を持った仲間として、みんなが心を一つにして仕事に取り組んでいます。
豊かな自然環境の浜松で、熱い気持ちの仲間と一緒にものづくりに打ち込める、そんなスズキでこれからも挑戦することを忘れず、よい商品をお客様に届けていきたいです。

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